■スリムなLEDは今後のブランドデザイントレンドとなるか
ルノーは現在、新型クロスオーバーSUV「カーディアン」を開発中ですが、公式発表を目前に最新ティザーイメージが公開されました。
カーディアンは、欧州Bセグメントに属するコンパクトSUVで、ルノーの次世代フロントデザインを採用した最初のモデルとなります。
公開された3点の画像からは、モデルのシルエット、フロントエンドのデザイン、エンブレムが確認できます。
暗闇のため、すべてを見ることはできませんが、ノーズ上部には、ルノーの今後のデザイントレンドとなる可能性のある、スリムなLEDデイタイムランニングライトを装備していることがわかります。またPhotoshopで光量を上げると、下部バンパー内に灰色の開口部が見えてきますが、フォグランプが配置されているようです。
側面の画像では、ルーフバーと新設計されたテールライトの一部が確認できます。市販型では、統合されたスキッドプレート、プラスチック製フェンダーアーチなど、いくつかの頑丈なコンポーネントを備え、ダチア・サンデロ・ステップウェイのルノー版となることが予想されます。
カーディアンとサンデロ・ステップウェイが兄弟である場合、この2台はパワートレインのラインナップも共有する可能性が高いですが、カーディアンでは、サンデロ用のディーゼルを廃止し、最高出力65psを発揮する1.0リットルエンジンと、最高出力90psを発揮する0.9リットルターボチャージャーエンジンをラインナップしますが、コスト削減のため電動化は期待できないようです。
カーディアンのワールドプレミアは2023年10月25日、ブラジルのリオデジャネイロで行われ、まずは南米で発売。ルノーによる、ヨーロッパ以外の新型モデル攻勢の始まりだといいます。