スズキ「ワゴンR」シリーズと「スイフトスポーツ」が一部改良。後退時車両直後確認装置の法規対応などを実施

■価格改定でも際立つスイフトスポーツのお買い得感

スズキは、ワゴンRとスイフトスポーツの法規制対応などに伴う一部改良を2023年10月2日に発表しました。

軽ハイトワゴンの元祖である「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR カスタムZ」、福祉車両ウィズシリーズ「ワゴンR 昇降シート車」「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」のCVT車を一部改良し、10月12日に発売。また「スイフトスポーツ」の6AT車も法規対応に伴う一部仕様変更を受け、10月16日に発売されます。

ワゴンR「HYBRID FX-S」。カラーは「フォギーブルーパールメタリック」
ワゴンR「HYBRID FX-S」。カラーは「フォギーブルーパールメタリック」

具体的には、両モデルともに後退時車両直後確認装置の法規対応を実施。スイフトスポーツ(6AT)は、グレード構成が変更され「スズキ セーフティ サポート」が標準装備化されています。

ワゴンR スティングレーのエクステリア
ワゴンR スティングレーのエクステリア

また、価格改定も行われています。一部改良に伴うコストアップ分に加えて、原材料価格高騰分も反映され、ワゴンRは7万7000円(税込)プラス、スイフトスポーツは13万6400円(税込)のアップとなっています。

それでもスイフトスポーツは、Bセグメントのスポーツハッチの中ではかなりリーズナブルといえる設定に収まっています。

一部改良を受けたスイフトスポーツ(6AT)
一部改良を受けたスイフトスポーツ(6AT)

今回の一部改良に伴い、MT仕様がホームページより削除されています。適切なタイミングでの法規対応を実施するため、まずはCVT車、AT車の一部改良が行われたそうです。

なお、MT車の対応については、現時点ではアナウンスされていません。

●価格帯
ワゴンR:129万6900円〜158万6200円
ワゴンR スティングレー:176万5500円〜188万8700円
ワゴンR カスタムZ:155万1000円〜183万3700円

福祉車両ウィズシリーズ
ワゴンR 昇降シート車:150万8000円~161万7000円
ワゴンR カスタムZ昇降シート車:164万9000円〜175万8000円

スイフトスポーツ:223万6300円(6AT)

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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