■RWDとAWDの両方で異なるバッテリー容量を備えたモデルが提供か
ポルシェが現在開発を進める「718ボクスターEV」市販型の最新プロトタイプを捉えるとともに、そのコックピットを激写しました。
ポルシェ史上初となるフルエレクトリック版ボクスターは、これまで多くのプロトタイプを捉えてきましたが、内部を写したのは初めてです。
ステアリングホイールの後ろには、次期マカンと同様のフルデジタルインストルメントクラスターを備える、タッチ式デュアルスクリーンレイアウトを見ることができます。中央のディスプレイの下には、航空機スタイルの5つのスイッチ、空調換気口、デュアル USBポートが確認できます。
空調およびシートの加熱/換気機能のコントロールは、傾斜したセンターコンソールに再配置され、タッチセンサー式のボタンと物理的なノブの組み合わせで提供されています。
注目はインストルメントクラスターで、バッテリー残量が53%あるにもかかわらず、残りの航続距離が125km(78マイル)しかないことが映し出されています。心配される数値ですが、これは開発プロトタイプが非常に激しく運転された可能性があるほか、このプロトタイプにはより小型のバッテリーパックが仮搭載されていることなども予想されます。
エクステリアには、まだカモフラージュも多く残っており、ディテールは不明ですが、タイカンにインスピレーションを得た最新デザインを備えていることは間違いないでしょう。またEV専用モデルのため、サイドエアインテークや、エキゾーストパイプは存在せず、よりすっきりとした形状になると予想されます。
市販型では、2024年登場のSUV「マカン」にも採用される「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を共有。最新のレポートによると、新型ボクスターはRWDとAWDの両方で異なるバッテリー容量を備えたモデルが提供される可能性があるといいます。
また基本的にはリアアクスルにシングルモーターが積まれますが、より強力なデュアルモーターバージョンの登場も噂されています。