■「クロスオーバー」と「エースマン」が代替品に
MINIブランド初のステーションワゴン、「クラブマン」次世代型は発売されず、現行モデルで消滅することが濃厚であることがわかりました。
クラブマンは、1969年から1980年にかけて製造された、ブリティッシュ・レイランド・ミニ・クラブマンの後継モデルとして2007年に発売されました。
2015年には第2世代へ移行、2023年5月には「Final Edition」(ファイナルエディション)を発表、クラブマンが発売された1969年にちなんで、1969台が今後数ヶ月以内に限定発売されます。
現行型ファイナルモデル発売後、次世代型へ移行するとみられていましたが、完全に消滅することになりそうです。
BMWグループのMINIブランド責任者、ステファニー・ブルスト氏は、トップギア誌のインタビューに応じ、クラブマンは間もなく廃止され、現在、直接の代替品は存在しないと認めたようです。
ブランド唯一のステーションワゴンが姿を消すのは寂しいですが、世界中での販売台数を見ると、クラブマンはクロスオーバーの1/2であるなど、需要という明確なビジネス上の理由がありそうです。
ただし、直接の代替品が存在しないというものの、実際にはコンパクトEVクロスオーバー「エースマン」と、SUV「クロスオーバー」(海外名:カントリーマン)がセグメントを埋めてくれるはずです。
通常のクラブマンの受注受付を2024年2月に終了予定ですが、いつの日か市場に戻ってくることを願いたいですね。