シュコダの主力2モデル、極寒の北極や灼熱のアリゾナで最大80度差の過酷テストで最終仕上げへ

■どちらも1.5リットル「TSIエンジン」と電気モーターを組み合わせたPHEV導入

フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のシュコダが開発中のSUV「コディアック」とセダン/ワゴン「スペルブ」次期型のティザーイメージを公開しました。

シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ
シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ

この秋導入される2台の新型モデルは、極寒の北極や灼熱のアリゾナという、両極の気候で集中的なテスト計画を完了したところだといいます。

シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ
シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ

この2台は、約4年前に仮想テストが開始され、実際のテストはモデルが発売される約2年前から行われています。そして最終テストでは、アリゾナ、スペイン、アフリカを訪問しながら北極圏の北を走行、摂氏-30度から50度(華氏-22度から122度)という過酷な温度差を走り抜けました。

またオーストリアのアルプスでは、グロースグロックナー高山道路を走行中に13%の坂道を走破、ブレーキ効率と熱制御のテストを繰り返したと言います。

シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ
シュコダ コディアック&スペルブ 次期型プロトタイプ ティザーイメージ

2台のキャビン内では、10.0インチのデジタルインストルメントクラスターや、自立型の13.0インチのインフォテインメントタッチスクリーンなど、いくつかの類似点を持つようです。また、各モデルには中央のHVAC通気口の下に、スクリーン付きの3つのスマートダイヤルが備えられます。

コディアックのパワートレインには、最高出力150psを発揮する1.5リットルマイルドハイブリッドが導入され、7速デュアルクラッチオートマチック ギアボックスを介して前輪に供給します。

また、最高出力204psを発揮する全輪駆動の2.0リットルモデルや、1.5リットル「TSIエンジン」と電気モーターを組み合わせ、最高出力204psを発生するPHEVなどがラインナップされます。スペルブにも同様のパワートレインラインナップが用意されると予想され、PHEVのEVのみの航続距離は、100km(60マイル)以上とされています。

シュコダは2023年9月23日に、コディアックとスペルブを発表、スペルブ・ワゴンは11月にワールドプレミアされる予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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