APOLLO 
■8インチから12インチへ大型化されるインフォテインメントスクリーン搭載
フォードは現在、コンパクトクロスオーバーSUV「プーマ」改良型の開発に取り組んでいますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えたました。
初代プーマは、コンパクトハッチバックとして1997年に誕生しましたが、2001年にわずか4年という短命で生産を終了しました。しかしその後、2019年にクーペクロスオーバーSUVとして復活、これが初の大幅改良となります。
ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは、これまでと変わらず厳重なカモフラージュをまとっています。
フロントエンドでは、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックが刷新されたヘッドライトを装備。バンパー下部エリアが修正され、フォードのエンブレムは、フェイスリフトされたハッチバックのフィエスタやフォーカスと同様に、グリルの内側に移動する可能性が高いようです。
後部では、テールライトのグラフィックを新設計するほか、バンパーも微調整するはずです。ただし、チタントリムの標準ボディキットを提供し続けるかどうかは不明です。
改良型ではキャビン内も大刷新される予定で、現在の8インチの自立型インフォテインメントタッチスクリーンは、最新のソフトウェアバージョンとより多くの接続機能を備えた、大型の12インチのユニットに置き換えられる可能性があります。
また、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターをアップデートし、より洗練されたADAS、新しいオプションも搭載されるほか、ダッシュボードと通気口のレイアウトが新設計されます。
パワートレインは、マイルドハイブリッドガソリンと完全電気オプションが含まれる予定となっています。ターボチャージャー付き1.0リットル直列3気筒EcoBoost mHEVは現在、オート専用STパワーシフトで最高出力125ps、155ps、170psを発揮。これらがキャリーオーバーされることが濃厚なほか、最高出力197psを発揮する1.5リットルEcoBoostoターボチャージャーエンジン搭載モデルも期待できそうです。
しかし、最大の注目はフルエレクトリックバージョンの導入です。E-トランジットクーリエの電気駆動コンポーネントを使用し、約134psを発生する可能性があります。
プーマ改良型のワールドプレミアは、2024年前半と予想され、2024 年後半からルーマニアのクラヨバで生産される予定です。
