■BMWが好きだから
BMWに乗っているとモテるのか?
…なんていう質問は、愚問である。
なぜなら、乗っている車でモテるなんていう考え方が、今どきではないのだから。そんなのは90年代に終わっていて、今はトヨタ・プリウスとか日産ノートとか、ホンダN-BOXあたりでドライブに出かけたほうが、むしろ好感度が高いなんていう時代。
脱炭素や自動運転だけでなく、身近なところでも世の中と車を取り巻く環境はどんどん変わっているのだ。
ドイツの高級ブランドだからモテる…なんてことはない。
でも、ボクはBMWに乗る。
「モテたい気持ちなんてこれっぽっちも…」なんていえばウソになるけれど、そうではなくてBMWが好きだからだ。なかでも走りに惚れている。
スッと気持ちよく曲がり始める感じは、ひとつめの交差点を曲がるだけで「BMWらしいな」と思うし、車とドライバーが一体になれる感覚はライバルよりも長けている。
そんな走りの印象がいいから、BMWを選ぶのだ。
■モテる理由
そして、もうひとつのこだわりは「ツーリング」と呼ばれるステーションワゴンを選ぶってこと。セダンやSUVもいいけれど、セダンと同じ感覚で運転できて、同じクラスのSUVより荷室の床が広い実用的なワゴンに魅力を感じている。
あと、BMWのワゴンの伝統である、テールゲートを跳ね上げなくてもテールゲートの窓だけを開けて荷物が積み下ろしできるのも便利だ。
3シリーズのツーリングにも組み込まれている。これはとても機能的だけど、メルセデス・ベンツとかアウディのワゴンにはなぜかない。
「BMWって車好きの人が乗っているイメージ。気のせいかな?」と彼女。
きっと気のせいではないと思う。BMWオーナーの全員が全員ではないけれど、ドイツのプレミアムブランドの中でもオーナーの車好き比率は高そうだ。
「それはどうして?」(彼女)
おそらく、BMWが運転好きの好みに合う車を作り続けてきたからではないだろうか。広告のキャッチが「駆け抜ける歓び」というくらいだから。
BMWに乗っているだけ女性からモテることはないけれど、BMWが車好きからモテるのは間違いなさそうだ。