■コードネーム「U10」、多くの設計共通点をもつスケーラブルな「FAAR」アーキテクチャ採用
BMWは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「X2」次世代型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
![BMW M35i 新型プロトタイプ スパイショット](https://clicccar.com/uploads/2023/09/06/BMW-X2-M35i-001-380x255.jpg)
同ブランドのエントリークロスオーバー「X1」とその兄弟クーペ「X2」は商業的に成功を収めており、昨2022年6月にはX1第3世代がリリースされました。
コードネーム「U10」と呼ばれるX2次世代型もこれに続き、2024年モデルとして今年後半に発売予定となっています。
![BMW M35i 新型プロトタイプ スパイショット](https://clicccar.com/uploads/2023/09/06/BMW-X2-M35i-010-200x133.jpg)
ニュルブルクリンク近くの同社テスト施設から出たところを捉えたプロトタイプは、前回キャッチした開発車両と異なり、キドニーグリルに3本のスラットを配置。バンパーには大型のメッシュエアインテークを装備しています。
さらに、後部バンパーに円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、最強グレード「X2 M35i」だと思われます。
専用プラットフォームを使用してEVモデルとICE(内燃機関)モデルを構築するメルセデス・ベンツとは異なり、BMWは多くの設計共通点を多く持つ、スケーラブルな「FAAR」アーキテクチャが採用されます。
![BMW M35i 新型プロトタイプ スパイショット](https://clicccar.com/uploads/2023/09/06/BMW-X2-M35i-007-200x133.jpg)
コードネーム「U10」と呼ばれるX2次期型は、X1最新モデルのパワートレインを共有するとみられることから、最高出力244ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載。
またパフォーマンスモデルとして、最高出力312ps・最大トルク450Nmを発揮する「M35i xDrive」がラインナップされることが予想されます。
BEVバージョンの「iX2」は、64.7kWhのバッテリーパックを積み、シングルモーターの「eDrive20」(FWD)と、最高出力313ps・最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターの「xDrive30」(AWD)を提供します。これによりiX2は、BMW初の全電気式クロスオーバークーペとなります。