APOLLO 
■スペイン版VWゴルフSUは、キャビン内に大型のインフォテインメントスクリーン
セアトが展開するパフォーマンスブランド「クプラ」は現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「フォーメンター」改良型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型となる初代フォーメンターは、2020年にデビュー。セアト「アテカ」やフォルクスワーゲン（VW）「ゴルフ」とプラットフォームを共有する欧州CセグメントSUVです。
捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態のためディテールも判明しました。そのフロントエンドには、三角形のLEDデイタイムランニングライトを備えた新しいヘッドライトを装備。新設計されたエアインテーク、バンパーなど、「タバスカン」の後をたどっていることがわかります。
後部では、テールライトを現行型に装うVWグループ流の偽装を採用、そのグラフィックを始め、リフトゲート、バンパーが改良されるほか、リフレクターが再配置されています。
キャビン内では、より大型のインフォテインメントスクリーンを備えた大幅な見直しが行われると予想されています。フォーメンターのコントロールの大部分は、タッチスクリーンインターフェイスを介して管理されるため、この変更により、使い勝手がさらに向上するはずです。
パワートレインは豊富で、最高出力150ps／最大トルク250Nmを発揮する1.5リットル直列4気筒TSIエンジン、最高出力190ps／最大トルク320Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒TSIエンジン、最高出力204psを発揮しEV航続距離59kmの動力パフォーマンスを持つPHEVバージョン、そして頂点には、最高出力310ps／最大トルク400Nmを発揮する「VZ」がキャリーオーバーされる見込みとなっています。
クプラ・フォーメンター改良型のワールドプレミアは、2024年初頭と予想されます。
