■マクドとカングー
少し前に、スキーに出かけるファミリーがゲレンデへ向かう途中にマクドナルドで朝食をとる、というマクドナルドのCMがあった。そのCMのなかで、ファミリーが乗る車として登場したのが「ルノー・カングー」だ。
キムタクがドライブスルーに立ち寄るCMでは、古い「日産テラノ」が登場し、子どもが水に顔をつける練習をするのを父親が見守るCMでは、古い「スズキ・ジムニー」がチラッと映る。
車好きとして感じるのは、マクドナルドのCMに登場する車は、かなりこだわって選ばれていること。何が言いたいかといえば、カングーにはキャラクターがしっかり備わっているということだ。
どんなキャラクターなのか?
幸せなファミリーのための実用的な車……なんだけど、国産ミニバンじゃないのがポイントだと思う。率直に言って、カングーと同じだけのお金を出すなら国産ミニバンのほうが実用的だし、装備も充実している。内外装の仕立てだって上質だ。
●あくまで自然体
だけど、カングーにあって国産ミニバンにないのは、「ちょっとお洒落な生活」。それはどんな国産ミニバンでもカングーにはかなわない。
カングーはフランスからの輸入車だけど、プレミアムブランドと違って高級感や見栄的なものはなく、あくまで自然体。
だから裕福な暮らしの小道具じゃなく、「人とは違うお洒落な暮らし」を楽しむためのツールといっていいんじゃないだろうか。
そんなカングーだから、ファミリーカーとして使うだけじゃなくて、気取らないオシャレな彼女とのドライブデートもアリだと思う。