■ダッシュボード上には5つのディスプレイを装備する未来空間
メルセデス・ベンツは、ドイツ・ミュンヘンで開催中の「IAAモビリティ2023」にて、次期「CLA」の電動バージョンを示唆する「コンセプトCLAクラス」を世界初公開しました。
このコンセプトは、今後の量産モデルをプレビューするために設計され、シャークノーズのフロントエンドを備えた、流麗な4ドアクーペです。またフロントエンドには、完全に密閉された照明グリルと、メルセデスのスリーポインテッドスターが表示された特徴的なヘッドライトを装備しています。
ライトユニットでは、細長い照明ストリップが車両全幅に伸びており、ストリップは「光を放っていない時は、スタイリッシュな鏡面クロームの外観」になるといいます。
側面では、緩やかに傾斜したルーフを持つ流線型のボディシルエット、フラッシュマウントされたドアハンドルが見てとれるほか、足回りには21インチホイールが装着されています。
キャビン内は「最新テクノロジーを注入したミニマリストなエレガンス」と表現され、ダッシュボード上には、5つのディスプレイが装備されています。メルセデスは詳細にはあまり触れませんでしたが、中央の3つのディスプレイはまったく新しい「MB.OS オペレーティングシステム」を搭載しています。
メルセデスによれば、このオペレーティングシステムは個人の好みに合わせて調整でき、広範なカスタマイズが可能だといいます。 また、仮想アシスタントと、NFTウォレットの画像を表示するためのプライベートアートギャラリーも備えています。
市販型のアーキテクチャは「MMA」(メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー)を採用し、高効率EVパワートレイン「MB.EDU」を搭載、1回の充電による航続距離は466マイル(750km)を誇ります。