高校生以下なら無料で体験!400社超が示すモビリティの未来【週刊クルマのミライ】

■開催期間は2023年10月26日~11月5日

東京モーターショーあらため「ジャパンモビリティショー」となった。メイン会場は東京ビッグサイトと変わらず。
東京モーターショーあらため「ジャパンモビリティショー」となった。メイン会場は東京ビッグサイトと変わらず

自動車業界の祭典として認知されていた東京モーターショーが、2023年から「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」に生まれ変わることはご存知でしょうか。

そんなジャパンモビリティショーのチケット販売が始まっています。

あらためてジャパンモビリティショーの概要を整理すると、主催は一般社団法人自動車工業会で、メイン会場は東京ビッグサイトというのは東京モーターショーと基本的には変わっていません。会期は2023年10月26日(木)~11月5日(日)となっています。ちなみに、一般公開は10月28日(土)からです。

「モーター」から「モビリティ」へとテーマを広げたことで、出展社も倍増。2019年の東京モーターショーが192社だったのに対して、ジャパンモビリティショー2023の出展社は400社以上になっているといいます。

出展社の数字だけでも、日本のモビリティ(移動や物流)の未来を総合的に俯瞰できるショーになっていることが期待できます。

●東京モーターショーから倍以上のスケールアップ

LIFE/EMERGENCY/PLAY/FOODと4つの切り口で、モビリティが変える未来をショー仕立てで感じられる体験型コンテンツが用意されるという。
LIFE/EMERGENCY/PLAY/FOODと4つの切り口で、モビリティが変える未来をショー仕立てで感じられる体験型コンテンツが用意されるという

公開されているイメージ画像からも多様な世界を示すことは感じられます。たしかに、自動車の姿は確認できますが、それ以上にドローンやマイクロモビリティ、ロボットの姿が印象的だったりします。

キッチンカーや列車など社会に対するモビリティの貢献や必然性などを示す展示もありそう。

個人体験としての移動というのは、メタバースによって置換されるという見方もありますが、ロジスティクスなど物理的な移動がなくなることはありません。

はたして、移動そのものが未来においてどのような位置づけになるのか。各社の展示から日本の未来、車のミライが実感できるショーになるのではないでしょうか。

だからこそ、未来を創る世代にジャパンモビリティショーで見て感じて欲しいと思います。

幸い、東京モーターショーに引き続きジャパンモビリティショーにおいても高校生以下は入場無料。自動車関連の専門学校/高等専門学校の学生も入場無料となっています。

各種デリバリーサービスが隆盛となっているように、モビリティそのものを拒絶して生きていくのは難しいのが現代社会です。どのような未来が考えられているのかを若者の皆さんが体験して、その中からベストなソリューションを考えていってほしいと思います。そうした意識が集合体となって未来を創るものだからです。

ところで、一般入場券の大人料金は、前売りが2700円で、当日券が3000円。日曜日を除く一般公開日の夕方4時以降に入場できるアフター4入場券なら1500円となります。

ジャパンモビリティショーの開催時間は、月~土曜・祝 9時~19時/日曜 9時~18時となっていますから、アフター4入場券でも最大3時間は楽しめるわけで、コスパのいい楽しみ方になるかもしれません。

なお、10月27日(金) 12:30~に入場できるプレビューデー入場券は限定2万枚で4000円。一般公開日の9時~入場できるアーリーエントリー入場券は3500円(毎日5000枚限定)となっています。

金銭的に余裕がある大人であれば、混んでいない状況でディープに楽しむというのも悪くないかもしれません。

自動車コラムニスト・山本 晋也

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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