BMW「M3」史上初のワゴンが大幅改良へ! LEDが複雑化されアグレッシブに

■3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャーエンジンで525psに

BMWは超高性能モデル「M3」改良型の開発に着手していますが、その派生ワゴン「M3ツーリング」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット

同ブランドでは、2000年に「M3ツーリングワゴン」を社内向けの研究開発を目的に試作車として製作した過去があるものの、市販には至りませんでした。しかし、2022年6月についに量産化、1985年から発売されている「M3」の歴史で初の設定となりました。

BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット

今年2023年に入り、M3セダン改良型プロトタイプはスクープされていましたが、「ツーリング」は初めてです。

捉えたプロトタイプは、ボディ前後を軽くカモフラージュ。ノーズに施された迷彩柄のフロントバンパーの輪郭が見えにくいですが、インテークの形状を比較すると、現行車に装着されているバンパーと全く同じであることがわかります。

大きな変更が見られたのは、ヘッドライトのデザイン、特に内部LEDデイタイムランニングライトです。現行型のハーフカップが横に並べられたデザインから、各ランプユニットの2つのライトの間にある太いLEDファング(牙)と、各クラスターの外側の角にあるもう1つの太いLEDで構成されていることが確認できます。

BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット
BMW M3 ツーリング改良型プロトタイプ スパイショット

今のところ、リアバンパーも変わっていないように見え、現行車のバンパー、ディフューザー、LEDライトのセットアップが装備されていますが、最新の「M4」改良型のプロトタイプが後部に厳重なカモフラージュをまとっていたことからも、今後間違いなく刷新されるはずです。

M3とM4では、すでに12.3インチのデジタル計器クラスターと14.9インチのインフォテインメント・システムを、シームレスに融合させる最新デザインの曲面ダッシュボードでアップデートしているため、キャビン内の大幅なビジュアルアップグレードは期待されておらず、トリム類の追加程度となりそうです。

改良型の目玉となりそうなのが、スペックの向上です。現行M3セダンでは、最高出力473psを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、「M3コンペティション」では、同エンジンから最高出力510psを発揮します。

改良型では、525psまで向上すると噂されているため、ツーリングでも同様の改良が期待できると思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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