■世界市場で展開する主力SUVに
ルノーは、新型クロスオーバーSUVを10月25日にワールドプレミアすることを発表、そのティザーイメージを公開しました。
この新型SUVは「Kardian」(カーディアン)と名付けられ、発表時には国際市場向けの新たな戦略を発表するようです。
カーディアンの詳細は明かされていませんが、欧州Bセグメントに属すコンパクトSUVで、まず北米で発売されます。その後、他の地域で販売される予定で、同ブランドでは、このカーディアンが「欧州以外の市場におけるブランドの新型モデル攻勢の始まり」を体現するものになると述べています。
この市販型は、ダチア「サンデロ・ステップウェイ」のルノー版となる可能性があるようです。サンデロ・ステップウェイは、ルーフレール、バンパーに統合されたスキッドプレート、プラスチック製フェンダーアーチ、追加のモールディングを備えたハッチバックのハイライディングバージョンです。
公開されたティザーイメージでは、ルノーのエンブレムの下に「KARDIAN」のロゴを配置、ほんのわずかにテールライトとルーフスポイラーの一部が見えます。
ルノーは、最近「アルカナ」をリフレッシュ、大幅改良がなされ、新しいブランドロゴが採用されましたが、カーディアンとスタイリングモチーフは共有しないようです。ただし、テールライトこそ完全に異なっていますが、フロントエンドはいくつかの類似点が見られる可能性がありそうです。
パワートレインも不明ですが、ダチアがサンデロに電動パワートレインを提供していないため、電動化は期待できないかもしれません。
ルノーは日産と25年近く提携関係にあり、 2017年に三菱も加わりました。2022年初頭、この3社は10年末までに35以上の新しい電気モデルを発売し、その90%が5つの共通プラットフォームに乗る計画を発表しており、まさに「新型モデル攻勢の始まり」となりそうです。