ヤマハの冒険バイク「テネレ700 ABS」に2024年モデル登場。5インチTFTメーターや3モードABSなどで機能をアップデート

■クイックシフターもオプション設定

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、700ccの2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーモデル「テネレ700 ABS(以下、テネレ700)」をマイナーチェンジ、2024年モデルを発売することを発表しました。

2024年モデルのテネレ700ABS(ディープパープリッシュブルーメタリックC)
2024年モデルのテネレ700ABS(ディープパープリッシュブルーメタリックC)

新型は、快適性や扱いやすさ、利便性や質感などを向上したことがポイント。5インチカラーTFTメーターや3モードABS、USBソケットなどを標準装備したほか、滑らかなシフトアップ操作を可能にするクイックシフターをオプション設定するなどのアップデートを行っています。


●ラリーマシンを元祖に持つビッグオフローダー

テネレ700は、高速道路などオンロードでの快適性と、オフロードでの高い走破性を両立し、さまざまな道を走り抜ける冒険ツーリングに最適な、アドベンチャーモデルというジャンルに属するモデルです。

その元祖は、1970年代に世界で最も過酷なラリーといわれるパリ・ダカールラリー(現在のダカールラリー)へ参戦していたヤマハのワークスマシン「XT500」。そのノウハウを注入し、1983年に発売された市販車「XT600テネレ」を源流とし、現在まで続くビッグオフロードマシンです。

2024年モデルのテネレ700ABS(マットダークグレーメタリックA)
2024年モデルのテネレ700ABS(マットダークグレーメタリックA)

現行のテネレ700は、2019年に登場。パワートレインには、それまでの単気筒エンジンから、ネイキッドモデル「MT-07」などにも搭載されている688cc・直列2気筒エンジンを採用。

最高出力73ps、最大トルク6.9kgf-mを発揮するこのエンジンは、豊かな低中速トルクと伸びやかな高回転をあわせ持つことで、オフロードでのファンライディングとオンロードでの扱いやすさを両立しています。

足まわりには、フロント21インチ/リヤ18インチの軽量アルミ製ホイールを装備。ストローク量210mmの直径43mm倒立式フロントサスペンションや、専用設計のリンク式モノクロス・リヤサスペンションなどの採用により、悪路などでの高い走破性を体感できます。

2024年モデルのテネレ700ABS(ラジカルホワイト)
2024年モデルのテネレ700ABS(ラジカルホワイト)

ほかにも、ポジションの自由度と利便性を追求したフラットシート、高い防風性能を持つウインドスクリーン、スリムな形状ながら容量16Lを確保する燃料タンクなども装備。市街地やオフロードなどでの扱いやすさや、長距離ツーリングでの高い快適性などを実現しています。

●ひと目で情報を読み取れる多機能メーターを採用

その2024年モデルでは、まず、ひと目で情報を読み取れる5インチカラーTFT採用の新メーターを採用しています。表示デザインには、「Explorer」と「Street」といった2パターンを用意し、シーンにより選択が可能。

2024年モデルのテネレ700ABS(ディープパープリッシュブルーメタリックC)
2024年モデルのテネレ700ABS(ディープパープリッシュブルーメタリックC)

また、エンジン回転数をグラフィカルに表示すると共に、走行中のギアがわかるギアポジションインジケーター、外気温や水温、時計、燃料計なども装備。さらに、環境に配慮した走行時に点灯するECOインジケーターも搭載するなど、さまざまな情報の表示を可能としています。

また、前後ブレーキには、新しく3モードABSを採用。従来モデル同様に、前後オン・オフ切替え機能を備えると共に、新たにリヤのみオフにすることも可能となり、路面状況などに応じたABSの制御選択ができるようになっています。

さらに、スマホなど電子製品の充電などに便利なUSBソケットも標準装備したほか、前後フラッシャー(ウインカー)にもLEDタイプを採用することで被視認性などを向上。オプションには、アクセルやクラッチ操作なしでシフトアップが可能なクイックシフターも設定することで、長距離走行時の疲労軽減などを図っています。

2024年モデルのテネレ700ABS(マットダークグレーメタリックA)
2024年モデルのテネレ700ABS(マットダークグレーメタリックA)

カラーバリエーションには、「ブルー」「マットグリーニッシュグレー」「ホワイト」の3タイプを設定。価格(税込)は139万7000円で、2023年9月28日(木)に発売される予定です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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