アウディ「SQ5」次期型はマイルドハイブリッド採用が濃厚に。自慢の巨大クラムシェルゲートは極小サイズに!?

■形の良いリアエンドなど「Q4 e-tron」を彷彿させるシルエット

アウディは現在、ミッドサイズ・クロスオーバーSUV「Q5」次期型の開発に着手していますが、そのパフォーマンスモデルとなる「SQ5」最新プロトタイプをカメラが捉えました。

アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット
アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット

市街地で撮影されたテスト車輌は、より硬いサスペンションセットアップのおかげで地面からかなり低い位置で走行。偽装が厳重ながら、現行モデルより流線型のボディワーク、形の良いリアエンドなど「Q4 e-tron」を彷彿させるシルエットが見てとれます。

アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット
アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット

そのフロントエンドは、かなり丸みを帯びており、コンパクトなグリルを装備。よりスリムなヘッドライトとハニカムメッシュのインテークを備えた、より大きな下部インテークによって補完されています。また、1本の水平バーを配置した新設計のコーナーエアインテークも確認できます。

側面では、滑らかにラウンドするボディワークが見てとれるほか、ホイールベースが若干長くなっているようにも見えます。足回りでは、大型ディスクでバックアップされた軽量ホイールが装着されています。

注目はリアエンドで、新設計されたグラフィックを持つスリムなテールライトを装備。巨大なクラムシェルテールゲートがなくなり、開口部がコンパクトに進化していることが確認できます。

アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット
アウディ SQ5 次期型プロトタイプ スパイショット

キャビン内は、階層型ダッシュボードと新しいステアリングホイールを搭載。ダッシュボードに統合されなくなった長方形のデジタルドライバーズディスプレイを組み合わせた、巨大なタブレットのようなインフォテインメントを導入することがわかっています。

またセンターコンソールには、いくつかの従来型のコントロールに加えて、メインスクリーンと中央の通気口の間に巨大な「Quattro」バッジが配置されます。

パワートレインに関してですが、アウディは最後のICE車を2025年に発売し、2026年以降はすべてピュアEVになることを明言しています。このため、内燃エンジンを提供する最後のQ5世代になることは間違いないでしょう。

次期型がV型6気筒エンジンを維持するのか、直列4気筒にダウンサイズするのかは不明です。しかし、ユーロ7基準が迫っていることから、何らかの形の電動化が次世代モデルに組み込まれる可能性が高く、少なくともマイルドハイブリッドのセットアップは期待していいでしょう。

Q5次期型のワールドプレミアは、2023年内の可能性がありますが、SQ5はその後となります。また最強「RS Q5」が発売されるかは現段階で明らかになっていません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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