■内燃エンジンを搭載したモデルの最初で最後の世代
アウディは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「Q8」改良型を開発中ですが、ワールドプレミアが2023年9月5日に行われることを発表するとともに、ティザーイメージが公開されました。
Q8は、同ブランドのSUV「Qシリーズ」におけるフラッグシップモデルとして2018年に発売、これが初の大幅改良となります。
ただし、現在アウディは開発資金をほとんどEVに投入しており、フェイスリフトのためにICEに大きな変更が加えられることがないのが現状です。これは、プラットフォームを共有するフォルクスワーゲン・トゥアレグが今年初めに大幅な変更を加えずデビューしたことでも証明されています。
とはいえ、刷新されたデザインやシステムが随所にみられそうです。
リアエンドですが、新設計されたルーフスポイラー、刷新されたグラフィックのLEDテールライト、バンパーなどが見てとれるほか、デジタルサイドミラーを装備しているようです。ヘッドライトに関しては、顧客は様々な追加オプションから選択可能だといいます。
フロントエンドは未公開ですが、以前捉えたプロトタイプでは、シングルフレームグリルの穴が大きくなり、新設計されたU字型ハニカムメッシュパターンが採用されていました。
アウディQ8改良型のワールドプレミアは、9月8日(ドイツ時間)。アウディが2026年からEVのみを導入することを考慮すると、Q8は内燃エンジンを搭載したモデルの最初で最後の世代となるでしょう。