■高台に設置されたドッグランは開放感抜群
この数年、愛車でペットと一緒にドライブに行く機会も増えました。そんな時に役立つ、日本全国にある高速道路のサービスエリア(SA)に併設しているドッグランを紹介します!
今回は、2023年7月13日にリニューアルオープンしたばかりの、東北自動車道・佐野SA下りを紹介します。
東北自動車道で東京から1時間弱、栃木県佐野市に佐野SAはあります。2020年6月に取材した時は、下り線のサービスエリアが改良工事中だったので、仮設のドッグランが上り線に設置されていました。
佐野SAは食事や買い物ができる商業施設とトイレなどのリニューアル。そしてスターバックスなどが2022年7月にオープンし、今回の芝生広場とドッグランのオープンをもって、「ドラマチックエリア佐野(下り線)」のグランドオープンとなりました。
「ドラマチックエリア」とは、地域の中核となるSA・PA(パーキングエリア)において、地域性の充実にこだわり、特産品を取り揃え、目的地へ向かう途中で立ち寄る人に、その地域ならではの「旅のドラマ」を選出するSA・PAを指します。
今回リニューアルオープンした佐野パークSAと呼ばれるエリアは、自由で居心地の良い豊かなパークで、思い思いの時間を過ごすという、新しい立ち寄り目的を演出する場所となっています。
高台に位置しており、開放的なロケーションを活かし、商業施設とカフェ、広い芝生広場が一体となった憩いの空間を提供します。
佐野パークSAに設置されたドッグランは、全面天然芝の緑の絨毯が特徴です。仮設のドッグランのときには使用できる時間に制約がありましたが、リニューアル後はいつでもできるようになりました。
ドッグランは、小型犬専用と中・大型犬専用の2つにわかれており、ほぼ同じ広さとなっています。ドッグランの中にはベンチ。さらにドッグランの外に排泄物BOXや足洗い場、シャワーなどが設置され施設は充実しています。
ドッグランの横には空が広いテラスがあり、空気が澄んだ日には富士山も見えますし、佐野市街地の夜景も楽しむことができ、人もワンコもリラックスすることができるでしょう。
商業施設では、古くから佐野市に伝わる伝統料理の耳うどんや、佐野のソウルフードであるいもフライ。そして、もちもちの中太ちぢれ麺と、深みがありながら後味すっきりなスープが特徴の佐野ラーメンも食べることができます。
また、ドッグランの横にはスターバックスもあり、ペットと一緒に食事ができるテラス席が充実しているのも、ペットと一緒に過ごしやすいSAとなっています。
(文・写真:萩原 文博)