■一般道からもアクセス可能な商業施設は内容が充実
この数年、愛車でペットと一緒にドライブに行く人も増えました。そんな時に役立つ、日本全国にある高速道路のサービスエリア(SA)に併設しているドッグランを紹介します!
今回紹介する京丹波PA上下は、京都縦貫自動車道に設置されたPAです。名神高速の大山崎JCTから舞鶴若狭自動車道の綾部JCTを結ぶ、約93.2kmの高速道路です。
京都府丹波町にある京丹波PAは、上り線と下り線の集合したPAで、道の駅“京丹波 味夢の里”と隣接しており、管理運営はROOF GATE株式会社が行っています。
京丹波PA上下の駐車マスは、上り線が大型18、小型52、兼用14。下り線が大型13、小型42、兼用26となっています。
京丹波PAには商業施設はなく、基本的には道の駅“京丹波 味夢の里”の施設を利用します。スナックコーナーやフードコートをはじめ、ショッピングコーナー、そしてレストランと、PAとしてはかなり充実しています。
2015年7月に京丹波PA、そして道の駅が開業。その際にドッグランもオープンしました。以前はこのドッグランはNEXCO西日本では検索できませんでしたが、2023年4月に道路管理が京都府道路公社からNEXCO西日本に移管され、検索できるようになりました。
ドッグランは商業施設の右側にあり、利用時間は照明施設がないため、9時から17時となっています。
訪れた日はあいにく雨上がりで、ドッグランの土の地面はぬかるんでいました。多少緑はありますが、ほとんどが砂、土なので、ドッグランの利用後はワンコの脚をキレイにする必要があります。
ドッグランの中には、排泄物BOXや水飲み場。そしてベンチが用意されているので、ワンコだけでなく、人もリフレッシュできるようになっています。
商業施設の味夢の里は、古民家のシルエットをモチーフとした外観が特徴で、建物の中も京都府内で採れる桧を使用しており、木の香りとぬくもりが感じられる癒しの空間となっています。
施設の中では、黒豆と地元で獲れる旬の素材を使用した食事ができるほか、地元の人が丹精込めて作っているできたて&取れたての新鮮な野菜や特産物も購入することができます。
さらに、PAの反対側には、京丹波の山々をモチーフとした交流広場や、会議などで利用できるミーティングルームもあります。
また、世界的に有名なマリオットホテルの道の駅プロジェクト、フェアフィールド・バイ・マリオットというホテルが道の駅に隣接していて、旅の拠点にもなります。
高速道路のPAと道の駅が合体した京丹波PAのドッグランは、買い物に来た地元の人も手軽に利用できる、地域密着の施設と言えるでしょう。
(文・写真:萩原 文博)