■最強バージョンは最高出力603ps、最大トルクは1000Nmを発揮
先日、ポルシェ マカンEV市販型プロトタイプの、ほぼヌードをスクープしましたが、それを元に最終デザインを製作しました。
KOLESA RUから協力を得たCGのフロントエンドには、同社の最新世代クワッドLEDヘッドライトを装備、また下部バンパーディフューザーまで伸びる形状の台形バンパーや、バンパーの隅にある、コーナリング機能があると思われる追加のライトなどもプロトタイプから再現しています。
側面では、プロトタイプで未装着だったイエローのブレーキキャリパーが装着。ドア下部にみられる堀の深いキャラクターラインや、スポーティーなサイドミラー、滑らかにカーブを描くDピラーのデザインは最終デザインとみていいでしょう。
リアエンドでは、新設計されたルーフスポイラーを装備、テールライトを繋ぐスリムなLEDライトバーが配置されることも間違いありません。またEVらしい排気口のないシンプルなバンパーも見てとれます。
市販型では、アウディQ6 e-tronと「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック・プラットフォーム)を共有します。100kWhのバッテリーパックに対応、使用可能容量は96~98kWhで、270kW以上の急速充電に対応します。
最も強力なバージョンでは、デュアルモーターのセットアップにより、最高出力は603ps・最大トルクは1000Nmを発揮するとみられます。また48:52の重量配分、800V対応、リアの電子ロックディファレンシャル、全輪駆動、後輪ステアリング、および最大22インチのホイールの提供が予定されています。またエントリーモデルとして、後輪駆動となるシングルモーターバージョンも導入されると予想されます。
マカンEVのデビューは、最速で8月中、あるいは9月となりそうです。