「どっちかというと…」菅田れもん×ホンダ ZR-V【注目モデルでドライブデート!? Vol.163】

■スポーツカーより…

今回の”彼女”は、菅田れもんさん!
今回の”彼女”は、菅田れもんさん!

美女にはスポーツカーがよく似合う。美女はスポーツカーが好きに決まっている!

ホンダ ZR-V
ホンダ ZR-V

……アラフィフに近づきつつあるクルマ好きとしてはそう信じているのですが、どうやら現実はそうとは限らないみたいですね。

もちろん、スポーツカーが好きな女性だってたくさんいる(と信じたい)けれど、最近は「SUVのほうがいい」という人がどんどん増えているようです。

でも、その気持ちはわからなくもない。

「令和のデートカー?」
「令和のデートカー?」

スポーツカーよりもSUVのほうが乗り降りしやすいし、スポーツカーよりもSUVのほうが快適だし(スポーツカーは乗り心地が悪くて音がうるさいと相場は決まってる! 例外もあるけれど)、そしてスポーツカーよりSUVのほうが目立たない。

頑張らないで生きることがもてはやされる昨今だから、物事は楽なほう楽なほうへ流れるのも当然かもしれません。スポーツカーってカッコいいけど、どこか我慢する乗り物ですからね(それってハイヒールと同じだと思うけど、ハイヒールを履く人も減りました)。

ところで“目立たない”ってどういうこと?

目立ち過ぎない ZR-V
目立ち過ぎない ZR-V

スポーツカー好きのボクの感覚ではよくわからないけれど「派手なのはイヤ、目立つのはイヤ」という若い女性は、年々増えている気がします。気のせいかな?

「黙ってても目立っちゃう!」
「黙ってても目立っちゃう!」

令和のデートカーは、スポーツカーよりもSUVのほうがいいのか?

たぶん…というよりも確実に、SUVのほうが喜ばれるでしょう。乗り降りしやすくて、快適で、しかも派手すぎないから。それに、着座位置が高いから景色だってよく見えるし。わかるよわかるよ、そうだよね。やっぱりSUVだよね。

●SUVが好きなんて

「そんなこと、言ってないんだけど?」
「そんなこと、言ってないんだけど?」

というわけで、ホンダZR-Vは令和のデートカーにぴったりだと思うわけです。乗り降りしやすいし、快適だし、街にも溶け込む(派手すぎない!)。

だけど、走り好きのボクとしてZR-Vで注目したいのは、ハンドリングが素晴らしいってことですよ。タイトな峠道を走っても、SUVらしい着座位置の高さや重心の高さを忘れて、スポーツカーのように楽しく走れるのです。これって凄いことじゃない?

走りもイケる ZR-V
走りもイケる ZR-V

スポーツカーのようにキビキビと楽しく走れて、運転好きのドライバーとして満足できるし、SUVだから令和のデートカーとしても合格。なんといいクルマなのだろうか、ZR-Vは。

……なんてことを話したら、彼女はこう言ったのです。ニッコリと。

「私、スポーツカーよりもSUVのほうが好きなんてひとことも言ってないんだけど。どっちかといえば、低いクルマのほうが好きなんだけど」。

機能的なインパネまわり
機能的なインパネまわり

……えっ?

「誰と勘違いしているのかなあ…?」とは口にしなかった彼女だけど、満面の笑顔ながらそう言いたそうな瞳をしていたのは…きっと気のせいに違いない(ということにしておこう!)。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:菅田 れもん/ヘア&メイク:加藤 紗弥/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる