ポルシェ「パナメーラ」次期型、カイエンの影響受けHDマトリックスLEDテクノロジーを初採用

■LEDデイタイムランニングライトを備える、角張ったヘッドライトを装備

ポルシェの高級セダン「パナメーラ」次期型の開発がいよいよ最終仕上げに突入、プロトタイプも市販型にぐっと近づいているようです。

ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット

プロのテストドライバーがハンドルを握り、ニュルブルクリンク高速テストで捉えてプロトタイプは、アクティブスポイラーが起動、高速でテストが行われている様子が伺えます。

ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット

開発車両のフロントエンドでは、際立つLEDデイタイムランニングライトを備える、角張ったヘッドライトを装備しています。

この4点セットアップは、おそらく最新のカイエンでデビューした、ポルシェのHDマトリックスデザインLEDテクノロジーと思われます。

また、より大きく長方形のインテークと中央の大きなバーを備えた新しいフロントバンパーによって結合されており、SUVカイエンの影響を強く受けているようです。

ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ スパイショット

リアエンドでは、よりエッジの聞いたバンパーと、よりスリムなLEDテールライトを装備。改良されたディフューザーと新しいリフレクターも確認できます。

インテリアも大幅に改良されます。12.3インチのインフォテインメントスクリーン、12.6インチのドライバーズディスプレイ、およびダッシュボードの助手席側には、オプションの10.9インチのパッセンジャーディスプレイを提供するなど、ここでもカイエンとレイアウトを共有すると思われます。

また、2024年型パナメーラには、スイッチギアをほとんど省いたミニマルなセンターコンソールが採用されるため、アップデートはスクリーンだけに留まらないようです。購入者は、新しい通気口とダッシュボードに移設されたシフターも手に入れられるでしょう。

パワートレインは秘密のままですが、マイルドハイブリッド技術を搭載し、アップデートされた2.9リットル、および4.0リットルエンジンが登場すると予想されるほか、プラグインハイブリッドのバリエーションには、最新のエンジンとモーター、さらに強力なバッテリーとより高速な充電機能が搭載されると予想されます。

パナメーラ次期型のワールドプレミアは2023年内で、デュアルモーター搭載の最強モデル「ターボGT」が初導入されることも期待されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる