平塚 直樹 
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■ブラックを基調に、より精悍さを演出
独自の「Sugomi（スゴミ）」デザインを採用したアグレッシブなスタイルを持つ、カワサキのスーパーネイキッド「Z」シリーズ。
1000ccのフラッグシップ「Z H2/SE」を筆頭に、650cc版の「Z650」など、豊富なライアップを揃える人気シリーズですが、そのミドルサイズ400cc版の「Z400」と、軽二輪タイプの250cc版「Z250」に2024年モデルが登場しました。
いずれも、個性的なフェイスデザインやハイパフォーマンスなエンジン、アップライトなポジションと、軽量な車体による乗りやすい特性など、基本スペックはそのまま。新型では、主にカラーやグラフィックを変更し、2023年9月15日（金）より発売されます。
●「Z400」の価格（税込）は72万6000円
ミドルクラスの本格的スーパーネイキッドマシンがZ400です。
スタイリングは、シリーズ共通のSugomiデザインを継承。フロントを低く構えた躍動的なスタイリングは、まるで野獣が獲物を狙っているかのような迫力あるフォルムを実現しています。
搭載する398cc・水冷並列2気筒エンジンは、最高出力35kW（48PS）を発揮。低回転域からの力強いトルクとスムーズな吹け上がりにより、ビギナーからベテランまで、非常に扱いやすいエンジン特性を実現しています。
車体には、安定性と高い操作性を実現する軽量なトレリスフレームを採用。φ41mmフロントフォークなどとのマッチングにより、街乗りからワインディングまで、幅広いシーンで俊敏なハンドリング性能を味わえることも魅力です。
その2024年モデルでは、新色として「エボニー×メタリックカーボングレー」を採用。ブラック基調の車体色に、グレーのグラフィックやレッドの差し色を入れたことで、より洗練された印象と、ワイルドな雰囲気を醸し出していることがポイントです。
価格（税込）は72万6000円です。
●「Z250」の価格（税込）は68万2000円
一方のZ250。車両重量164kgという軽い車体に、ビキニカウルやアップライトなバーハンドルなどを採用。独自のSugomiデザインを具現化した戦闘的なスタイルと、街乗りなどでも扱いやすいライディングポジションなどが魅力のモデルです。
パワートレインには、248cc・パラレルツイン（並列2気筒）エンジンを採用。最高出力26kW（35PS）を発揮するエンジンは、全回転域で優れたスロットルレスポンスとパワーフィーリングを発揮し、幅広いスキルのライダーに操る楽しさを提供してくれることが魅力といえます。
また、車体には、こちらも軽量化と高剛性を両立したトレリスフレームを採用。インナーチューブ径φ41mmのフロントサスペンションなどをマッチングしていることもZ400と同様で、高い走行安定性と軽快で自然なハンドリングを両立しています。
その2024年モデルでは、車体色に新しく「メタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー」を採用。ブラック×グレーのボディに、グリーンのフレームが見事にマッチングし、アグレッシブかつ俊敏なイメージをより強調した色調になっていることが特徴です。
価格（税込）は68万2000円です。
（文：平塚 直樹）
