■現行型で叶わなかった48Vマイルドハイブリッドアシスト採用
BMWが現在開発中のコンパクト4ドアセダン「2シリーズ グランクーペ」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代となる現行型2シリーズ グランクーペは、2020年に2ドアクーペ「2シリーズ クーペ」の派生モデルとして第2世代に設定されました。
捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、スリムでコンパクトな新ヘッドライトを装備しているほか、キドニーグリルの奇妙なレイアウトが見てとれます。非常にコンパクトなグリルの両側には開口部が2つあり、白いメッシュを入れていますが、もちろん最終コンポーネントではありません。
バンパーには四角いワイドインテークを装備、両サイドはキドニーグリル同様に白いメッシュで隠しています。また、2つのクロスバーと 5つの垂直スラットが配置されていることがわかります。
側面では、セダンの外観をよりダイナミックにするためにBピラーが改良されているようです。
足回りでは、青いキャリパーを備えたブレーキシステムによってバックアップされているツートンカラーのホイールも見えるほか、後部にはクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、このプロトタイプが高性能「M 235i xDrive」である可能性が高いようです。
インテリアはまだ撮影していませんが、BMWのカーブドディスプレイを搭載、ミニマリストのボタンとなりそうです。
次期型では、1シリーズ、2シリーズ アクティブ ツアラー、X1、X2などを支える現行のUKL2プラットフォームの進化バージョンを採用すると予想さています。それは、2シリーズ グランクーペ次期型が、前輪駆動セットアップを維持し、特定のバリエーションでは全輪駆動を維持する可能性が高いことを意味します。
パワートレインは、最高出力244ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、「M235i xDrive」には、最高出力316ps・最大トルク400Nmを発揮するより強力な直列4気筒が搭載されると思われますが、現行型で叶わなかった48Vマイルドハイブリッドアシスト採用の可能性がありそうです。
2シリーズ グランクーペ次期型のワールドプレミアは、2024年後半と予想されます。