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■スバルにとって唯一無二の新しいSUV
2023年8月3日、スバルは今秋発表予定の新型SUV「LEVORG LAYBACK(レヴォーグ レイバック)」のティザーをスタートしました。
レヴォーグは、日本市場をメインターゲットにしたスポーツワゴン。そのバリエーションとしてSUVが登場するというわけです。
サブネームのLAYBACK(レイバック)は、『LAID BACK(くつろいだ、ゆったりした)』にちなんだネーミングということですが、その響きはレガシィ アウトバックを思わせます。
実際、大径タイヤのシルエットを示すであろうティザー画像を見ていると、スバルのSUVに共通した余裕の最低地上高を確保しているであろうことも感じられます。
レガシィ アウトバックがそうであったように、レヴォーグ レイバックもオフロード走行のパフォーマンスも期待できるSUVとして期待が高まります。
●レヴォーグはターボ専用のスポーツワゴン
レヴォーグ レイバックについて、スバルは『SUBARUの豊富なSUVラインアップの中で、唯一無二の存在となるSUVとして、日本市場向けに新たに開発したモデル』と説明しています。
言うまでもなく、レヴォーグというのは日本市場で支持されてきたレガシィツーリングワゴン(ターボモデル)の実質的な後継モデルといった立ち位置で生まれたモデルです。
そのためレヴォーグのパワートレインは1.8Lと2.4Lのターボエンジンだけの設定となっています。レヴォーグ レイバックについても日本市場に特化したモデルであるような表現がされていますから、パワートレインについてはレヴォーグを踏襲すると捉えるのが自然です。
●レガシィのようにレイバックだけになる?
もし、レヴォーグのハイパフォーマンスグレードが搭載する2.4Lターボ(202kW・275PS)を搭載したSUVとしてレイバックが登場するならば、走り重視のSUVファンに受け入れられるでしょうし、スバルファンからすると「待ってました!」という一台になるかもしれません。
しかしながら、レヴォーグ レイバックの登場において一抹の不安となっているのは”歴史は繰り返す”ことです。
スバルファンならばご存知のように、かつてレガシィのメインストリームは高速ツアラーであり、余裕のラゲッジを誇るツーリングワゴンでした。それが、いつしかSUV版のアウトバックが人気の中心となり、ツーリングワゴンは消滅してしまったという過去があります。
せっかくレガシィ ツーリングワゴンの後継として登場したレヴォーグですが、レイバックの登場によりスポーツワゴンからスポーツSUVへキャラを変えてしまうかもしれません。唯一無二のSUVモデルと謳うレイバックにも注目ですが、スポーツワゴンが好きな人にとっては、レヴォーグの購入を検討すべきタイミングと判断すべきかもしれません。