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■GRカローラの心臓移植でさらにハイパワーに!
トヨタ自動車がWRCで勝つことを念頭に、2020年9月に発売したコンパクトハッチモデル「GRヤリス」。
空力性能に加え、軽量・高剛性を追求した3ドアハッチバックの流麗なフォルムは機能美を感じさせます。
1999年に生産を終了した「セリカGT-FOUR」以来の4輪駆動スポーツカーで、同車の生産は愛知県豊田市にある元町工場に新設された専用組立ライン“GR FACTORY”において、「匠」の技能を有するメンバーがその性能を造り込んでいます。
そんなGRヤリスは高い人気に加え、昨今の半導体事情等で現在も1.5年程度の納期を要しているようです。
ちなみに、RZ・RC仕様(共に6MT)には272ps/37.7kgmの出力を発生する強心臓を搭載。
1.6L直3インタークーラーターボエンジンに、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”を組み合せており、走行条件に応じて前後の駆動力配分を変更できる、本格スポーツモデルとなっています。
車両価格は、10速Direct Shift-CVT仕様でGR車を手軽に楽しめる1.5L直3 NAエンジン(120ps/14.8kgm)搭載のRSグレード(FF)を手始めに、265万円~456万円の設定。
●2023年10月頃にマイナーチェンジ発表か?
一方、長納期を踏まえてトヨタの販売店では、2022年7月からGRヤリスのオーダーをストップしており、再開時期は未定の状況。
そうしたなか、トヨタがGRヤリスのマイナーチェンジを予定しているとの噂が広まっており、現状のオーダーストップは、新型の生産を2024年1月以降に控えているための事前調整と予想されます。
今秋10月頃の発売が予想されており、現行モデルの購入が叶わなかった顧客にとっては朗報と言えそうです。
●マイナーチェンジによる変更内容は?
各種情報によると、エクステリアではヘッドランプ内のDRLやテールランプの意匠変更、前後バンパー周りのデザイン変更が主になるようで、基本的なフォルムに変更は無い模様。
インテリアではGRカローラ同様に液晶メーターが導入され、表示モードの切り替えが可能に。
パワートレーンについては、GRカローラ用1.6Lターボエンジン(304ps/37.7kgm)に換装される模様。
また、RZ・RC用ミッションには現行の6速iMT仕様に加え、後にパドルシフト装備の8速Direct Shift-CVT仕様が追加されるようです。
反面、機能向上等による価格上昇が予想されており、上位仕様では500万円近くになりそう。
本年10月頃の新型発売、来春の納車開始が予想される新型「GRヤリス」に期待が高まります。
【関連リンク】
トヨタ GRヤリス
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/
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