APOLLO 
■上部グリルと下部グリル両方に新しいデザインを採用
次期型でボディスタイルが完全に新設計されるBMWのコンパクト・クロスオーバーSUV「X2」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ミュンヘンのナンバープレートを備えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、ノーズデザインが露出。以前見た「M35i」（またはM35）、「M40i」（またはM40）と比較して、フロントエンドが異なっていることがわかります。
そこには、上部グリルと下部グリル両方に新しいデザインを採用。バンパーには垂直のエアカーテンに流れ込むV字型の吸気口により、微笑んでいるようです。
また、キドニーグリルは、垂直バーを水平バーに置き換え、ダイヤモンド型のアクセントで結合されています。ヘッドライトにはかなりの偽装がみられ、コンポーネント自体が最終的なものでない可能性もありそうです。
リアエンドでの唯一の違いは、よりホットなモデルのクワッドエグゾーストシステムが欠如していることで、このプロトタイプは、エキゾーストパイプがリアバンパーの下に隠された、より微妙な配置になっています。LEDテールライトは、最終コンポーネントの可能性が高いですが、その多くが隠されており、ディテールは不明です。
インテリアでは、10.25インチのデジタル計器クラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを採用、X1の足跡をたどることになると思われます。またダッシュボード、スイッチギア、フローティングセンターコンソールも流用される可能性がありそうです。
次期型では、X1の「FAAR」プラットフォームを共有し、先代のハッチバックボディスタイルではなく、より大型のX4を彷彿とさせる完全なクーペSUVとなることが最大の目玉となります。
プラットフォームをX1と共有するということは、直列4気筒のみを意味し、最高出力244ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンや、最高出力312ps・最大トルク450Nmを発揮する「M35i xDrive」（またはM35 xDrive）が予想されます。
また、フルエレクトリックバージョンでは、64.7kWhのバッテリーパックを積み、最高出力313psと494Nmを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムを搭載するとみられます。
X2次期型のワールドプレミアは、最速で2023年末と予想されています。
