■2000年に復活したMINIを彷彿とさせる箱型のシルエット
これまで多数のMINI次世代型プロトタイプを捉えてきましたが、EVに設定される最強グレード「クーパーE JCW」(クーパーEジョン・クーパー・ワークス)市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
この開発車両には、現在開発中のベーシックなプロトタイプより、アグレッシブなボディパーツがいくつか見てとれます。
次期電動MINIプロトタイプと比較すると、フロントバンパーには中央に2本の垂直スラットを備える下部インテークが確認できます。
また、ヘッドライトは同じ形状ですが、内部に水平のLEDデイタイムランニングライトが2本走っていることがわかります。
側面からは、2000年に復活したMINIを彷彿とさせる箱型のシルエットが見てとれ、足回りにはU字型の5本のスポークを備えるホイールが確認できます。
リアエンドでは、長さのあるリフレクターを備えた改良されたリアバンパーを装備。大型のラップアラウンドスポイラーを装着し、アグレッシブなディフューザーも特徴となっています。最終的には、ユニオンジャックをイメージしたグラフィックをあしらった、三角形のテールライトも配置されるでしょう。
キャビン内では、「クラスターレス」デザインをベースモデルと共有、直径9.4インチ(240mm)の時計のようなディスプレイに、デジタルインストルメントクラスターの機能が組み込まれています。
そこはセクションに分割される予定で、上部はインストルメントクラスターとして機能、中央はインフォテインメントに焦点を当て、下部はエアコン制御とショートカット専用になります。
性能仕様は謎ですが、同社はすでにクーパーEが40.7kWhのバッテリーを搭載し、最高出力が184psになることを正式に発表しており、 Cooper SEは、54.2kWh の大容量バッテリーと、218psを発揮するより強力な電気モーターを搭載します。
E JCWは間違いなく、さらに強力になることが確実で、おそらく54.2kWhの大容量バッテリーを積み、最高出力は250psを超えてくると予想されています。
最初のクーパー EVは2024年に登場する予定となっており、高性能JCWバージョンは2025年半ばに期待されています。