■4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン搭載
BMWは現在、欧州Eセグメント「5シリーズ」に設定されるハードコア「M5」を開発中ですが、その派生ワゴン「M5ツーリング」予想CGが製作されました。
M5ツーリングは、1992年の「E34型」から2007年の「E61型」に設定されていた高性能ワゴンで、E34型では直列6気筒エンジン、E61ではV型10気筒エンジンを搭載。現在はコレクターズアイテムとなり、人気を集めています。
新型モデルでは、ハイブリッドパワーと全輪駆動を搭載した初のM5ワゴンとなることが濃厚となっています。
M5ツーリング新型は、ティザーキャンペーンの最中で、これまでプロトタイプが公開されており、予想CGはスパイショットとティザーイメージをベースに描かれています。
お馴染みKOLESA RUから協力を得たCGは、M5セダンとノーズデザインを共有、バンパー外側に大きなエアインテークを備えたアグレッシブなフロントエンドが特徴です。
また、中央の台形インテークには垂直バーがセクションに分割されているほか、ブラックアウトされたキドニーグリル、新LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、センターに窪みのあるボンネットフードなどが確認できます。
側面ではセダンとマッチしたAピラー、足回りでは複雑なスポークを備えるブラックホイール、その後ろには赤いブレーキキャリパーも装備しています。リアビューでは、ワイドなフェンダーをよく確認することができるほか、スプリットタイプのルーフスポイラーや、両側に2本の排気管を備えたアグレッシブなディフューザーも見てとれます。
パワートレインはM5セダンと共有するとみられ、アシスト用の電気モーターを備えた4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンが採用されるといいます。 同セットアップを搭載するBMW XMラベルレッドでは、最高出力738ps・最大トルク1,000Nmを発揮しますが、M5セダンやツーリングがどのようなパワーを与えられるかは不明です。
キャビン内はベースの5シリーズ同様に、12.3インチのインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントスクリーンの搭載が濃厚ですが、M5では、より厚いサイドボルスターや、カーボンファイバー製のスポーティなトリムを備えたシートなどのアップグレードが施される可能性が高いとみられます。
M5ツーリング新型のワールドプレミアは、2024年前半と予想されます。