■デュアルモーター搭載の最強スポーツモデル導入の可能性も
VWグループ傘下のクプラは現在、フルエレクトリック・ハッチバック「ボーン」改良型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
VW「ID.3」のスポーティな兄弟モデルであるボーンは、クプラ初の量産フルエレクトリックモデルとして2021年5月に導入されており、これが初の大幅改良となります。
我々が最初にプロトタイプを目撃したのは2022年9月です。クプラは2021年5月にデビューしたばかりだったので、発売後すぐに再設計されたテスト車両を見て当惑したのを覚えていますが、現在はそれが確かなものだったと確信できます。
カモフラージュはフロントエンド全体を隠していますが、ほとんどの変更はバンパー下部に集中しているようです。
最大の変化はコーナーに押し込まれた、新しい垂直エアインテークでしょう。これらの新しいスラットは、微調整されたノーズの下にある、再形成されたグリル開口部の枠組みとなる可能性がありそうです。
後部の唯一の迷彩は、全幅のテールライト要素の一部、バッジ、およびマーキング周囲の領域のカバーです。そのほか、現在販売されているボーンと比べて、背面に違和感があるものは何もありません。
側面から見ると、このテスト車両にはホイールセンターキャップに奇妙なセンサーが取り付けられており、ハッチにはドイツ語で「Bremsen Test」(ブレーキテスト)と書かれた太字が見られることから、足回りに厳重なテストが行われている可能性がありそうです。
ボーンが密接に関係する、VWのID.3では、全輪駆動を備えた強力なデュアルモーターパフォーマンスのGTXバージョンが提供されます。クプラがAWDバージョンを開発中であることは確認されていませんが、ID.3の関係から、スポーティなバージョンが誕生する可能性は十分ありそうです。
噂によると、ID.3 GTXはID.4 GTXの295psを発揮するデュアルモーターセットアップを流用するようで、それが事実であれば、クプラにも同じ電力を供給する可能性があります。
クプラ ボーン改良型のワールドプレミアは、今後6ヶ月以内と予想されます。