■「65年間の伝統」を継承したデザインに
トヨタがワールドプレミアを直前に控える「ランドクルーザー プラド」次期型の最新ティザーイメージが公開されました。
新しいティザーイメージでは、1980年代の60系ランドクルーザー(J60)が後ろから覗く、箱型のフロントエンドが垣間見えます。長方形のヘッドライトは、J60 のスタイルを思い起こさせる、一対のインテークの上に取り付けられています。またプラスチック製のグリルは、実用的なバンパーの黒いトリム部分まで伸びています。
次期型のキャビンは2024年型レクサスGXと非常によく似ており、これは基盤が共通することを意味していますが、新型ランドクルーザーは兄弟車との差別化を図るため、再設計されたボディパネルを採用しているようです。
注目点は、より小型で低い位置に取り付けられた、ヘッドライトを備えたボクシーなフロントエンド、より大型のレトロなテールライトと突き出たリアバンパーなどです。いずれも歴代のランドクルーザーを彷彿とさせ、ノスタルジックなタッチを加えています。
インテリアは、実用性とトヨタのコンポーネントの最新技術機能を組み合わせた、3列7人乗りの構成になる可能性が高いでしょう。
次期型では、レクサスGXや他のさまざまなSUVやピックアップとTNGA-Fボディ・オン・フレーム構造を共有すると予想されています。パワートレインに関しては、先日流出した内部資料に掲載されていなかった、レクサスGXの3.4リットルV型6気筒ツインターボチャージャーエンジンが浮上、最高出力は354psと見られます。
また、電動化されたセコイアで最高出力443psを発揮する「i-Force Max」V6ハイブリットも提供される可能性がありそうです。どちらを選択しても、パワーは10速オートマチックとフルタイム4WDシステムを通じて4輪すべてに伝達されます。
トヨタは次期SUVの詳細については口を閉ざしており、「65年間の伝統」を継承したデザインとだけ説明しています。