「運転大好き!」菅田れもん×ホンダ・シビック【注目モデルでドライブデート!? Vol.161】

■快適至極

今回の“彼女”は、菅田れもんさん!
今回の“彼女”は、菅田れもんさん!

かつてのType Rシリーズと今どきのType Rの最大の違い……それは、デートで使っても女性に嫌がられないことじゃないでしょうかね。

ホンダ・シビック Type R
ホンダ・シビック Type R

初期のタイプR(残念ながら「NSX-R」は乗ったことないけど)は本当に硬派でした。

「インテグラType R」も「シビックType R」も、とにかく足の味付けがハードで乗り心地に容赦なく、遮音材を省いているから音も煩い。今じゃ信じられないけど、パワーウインドウやリモコンドアロック、それにエアコンだってオプションだったんですからねぇ。

シビック Type Rと
シビック Type Rと
「デートよりサーキット・・」
「デートよりサーキット…」

いくら四半世紀ほど前とはいえ、当時はすでにハイソカーブームよりも後。よく考えてみてください。快適なクルマを知っている女性たちが、そんなクルマでデートに行って心地よく感じてくれるはずなんかないわけですよ。

そんな初期のType Rたちと比べると、今どきのType Rは信じられないくらいに快適。何より彼女に喜んでもらえそうなのは、乗り心地じゃないでしょうか。

アグレッシブなインパネまわり
アグレッシブなインパネまわり

走行モードを「+R」にすると、車体の上下動が大きさがかつてのType R(FD型とかFD型とかFD型とか…)を思い出させるハードなサスペンションになるけれど、スイッチを切り替えて「コンフォート」にすれば上級セダン…とは言わないまでも、普通のセダンくらいの乗り心地。これなら彼女に嫌な顔はされないでしょ。

電子制御による減衰力可変式ダンパーって本当に偉大ですね。

●涼しい顔をして

「快適性も大事、だって」
「快適性も大事、だって」

それにしても、初期のタイプRはバリバリの体育会系でしたよね。それは、言い方を変えれば「ナンバーを取得でき、公道を走れるレーシングカー」というコンセプトを、見事に体現できていたといっていいのかも。

「運転が好きなの」
「運転が好きなの」

でも、今どきのType Rの「サーキットを走っても超速いし、スイッチを切り替えれば女性に嫌がられない快適性もキープ」というキャラも嫌いじゃない。むしろ今なら、あの運動部男子の部室のように、本当に汗臭かった初期のType Rよりも、最新の涼しい顔をしてデートもこなすType Rのほうを迷うことなく選びますって。

「後姿から学んでほしい」
「後姿から学んでほしい」

きっと彼女も、快適なクルマがいいに決まっているよね?

「話してなかったっけ? 私は運転するのが大好きで、どこまでも走り続けられるよ」

栄光のホンダエンジン
栄光のホンダエンジン

「カーシェアとかレンタカーで『MINIクーパーS』とか『AMG』を借りることもあるし、SUVより背の低いクルマが好き。MT免許を取ったのも、Type Rを運転するためだし」

そうなの? それならはやく言ってよ!菅田れもんちゃん。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:菅田 れもん/ヘア&メイク:加藤 紗弥/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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