■バンパー下部には2023年型 RS3には見られない2つの垂直インテークを配置
アウディが誇るスーパーハッチ「RS3スポーツバック」改良型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
アウディRS3とメルセデスAMG A45はここ数年、ヨーロッパのホットハッチ市場のトップエンドを走り続けており、現在ではどちらもホットハッチの始祖である1976年型ゴルフGTIのほぼ4倍のパワーを生み出しています。また、ワインディングなどでは、スーパーカーを上回る走りを可能にすることも魅力です。
ベースとなる現行型A3は、2020年に登場。ハードコアモデル「RS3」は2021年に導入されていますが、早くも大幅改良がなされます。
捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしていますが、かなりデザインが見えています。
フロントエンドでは、現行型に取り付けられているメッシュの六角形のデザインを置き換える、新しいダブルダイヤモンドパターンのグリルが確認できます。中央グリルの下部には、2023年型RS3には見られない、2つの垂直インテークを配置していることも見てとれます。
リアエンドでは、垂直マーカーが付いた新しいバンパーを装備、LEDテールライトのグラフィックも刷新されているほか、大径の円形デュアルエキゾーストパイプは不変のようです。
コクピットに大掛かりな変更はないと思われますが、ソフトウェアをアップデートすることは間違いなく期待されており、そのほかの小さな調整が行われる可能性はあるでしょう。
現行型から引き続き搭載される可能性があるのは、2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンで、最高出力401ps/最大トルク500Nmを発揮、7速Sトロニック・デュアルクラッチオートマチックトランスミッションと、クワトロ全輪駆動システムが組み合わされます。
今回の刷新により、アウディがパワートレインを大幅にアップグレードするとは予想されていませんが、より強力なバージョンのエンジンが開発中であるという噂もあります。また、自慢の「RSトルクスプリッター」がさらに魅力的になる可能性もありそうです。
注目の登場時期ですが、現行型の発売からそれほど経っていないことからも、少なくともあと18ヶ月はデビューしないと予想されます。