■20インチ938Mスタースポークホイールに赤いブレーキキャリパー装備
BMWは6月に入り、主力「5シリーズ」のフルエレクトリックバージョンとなる「i5」を発表しましたが、その派生ワゴンとなる「i5ツーリング」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
捉えた開発車両はボディ前部を完全露出。ケープヨークグリーンのメタリックペイントが、より角ばったボディワークを鮮明にしています。
フロントエンドはセダンと同じデザインですが、密閉されたキドニーグリルはブラック加工され、縦のラインが配置されています。
足回りには20インチ938Mスタースポークホイールを装備、赤いブレーキキャリパーを備えているほか、フロントフェンダーには「M」バッジを隠すテープもはられていることから、このプロトタイプがよりホットモデルの「M60」である可能性がありそうです。
i5ツーリングはセダンからパワートレインのセットアップを借用する可能性が高く、2つのグレードが提供されるでしょう。
恐らくエントリーモデルはシングルモーターを搭載、最高出力340psを発揮する「eDrive40」で、5.7秒で100km/hに達します。上位には、デュアルモーターを積み、最高出力601psを発揮する「i5 M60」がラインナップされ、3.7秒で100km/hに達するという動力パフォーマンスを持つでしょう。どちらのモデルも 84.4kWhのバッテリー搭載といわれています。
i5ツーリングのワールドプレミアは、2023年内が濃厚です。