スペイン・セアトのクプラ「フォーメンター」史上最大のヒットモデル改良型、過激デザインをキャッチ

■柵子を備える大口エアインテークで迫力アップ

スペインを拠点とするクプラは現在、パフォーマンスSUV「フォーメンター」改良型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット
クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット

クプラは2018年に、セアトが立ち上げたパフォーマンスサブブランドです。

なかでも「フォーメンター」は、2022年クプラブランド売上高の64%近くを占め、97,600台の納入実績を記録。クプラ発売以来、最高の販売台数でベストセラーへと急成長しています。

クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット
クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、大きなインテークスリットを備える、まったく新しいバンパーが採用されていることがわかります。

また「タバスカン」でデビューしたものと同様に、3つの三角形のLEDデイタイムランニングライトを備えた新しい薄型ヘッドライトも確認できるなど、かなりアグレッシブなフロントエンドが初めて露出しています。

クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット
クプラ フォーメンター 改良型プロトタイプ スパイショット

リアエンドは、高性能モデルらしいクワッドをインストール。一見変わっていないようにみえますが、今後着手され、わずかに改良されたリフトゲートと更新された照明ユニットが装備され、バンパーもリフレッシュされる可能性がありそうです。

コクピットには、大きな中央ディスプレイを装備、インフォテインメントソフトウェアを更新する可能性があるでしょう。

現行型パフォーマンスは、最高出力150ps・最大トルク250Nmを発揮する1.5リットル直列4気筒TSIエンジン、最高出力190ps・最大トルク320Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒TSIエンジン、最高出力204psを発揮し、EV航続距離59kmの動力パフォーマンスを持つPHEVバージョン、そして頂点には、最高出力310ps・最大トルク400Nmを発揮する「VZ」が君臨していますが、それらがキャリーオーバーされる見込みとなっています。

クプラ フォーメンター改良型のワールドプレミアは、2024年初頭と予想されます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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