2.5Lエンジン搭載の巨艦バイク、トライアンフ「ロケット3」に2024年モデル登場。ネイキッド系など計6機種に新色採用

■スピードトリプル系やタイガー・シリーズにも2024年モデル

イギリスの老舗バイクブランド「トライアンフモーターサイクルズ」は、量産バイクで世界最大排気量の2.5Lエンジンを搭載する「ロケット3」シリーズに、新色を採用した2024年モデルを発表しました。

スピードトリプル1200RSの2024年モデル
スピードトリプル1200RSの2024年モデル

また、ネイキッド系の「スピードトリプル1200RS」や「トライデント660」、アドベンチャーモデルの「タイガー850スポーツ」や「タイガースポーツ600」にも、同様に新色を採用することでカラーバリエーションを充実。

いずれも、より新鮮で、さらに洗練されたフォルムを実現していることがポイントです。


●ロケット3R&3GT

まずは、2500cc・3気筒エンジンという、クルマ並みの大排気量エンジンを搭載し、迫力あるフォルムや、221Nm(22.5kgf-m)という、バイクとしては圧倒的な最大トルクを発揮するロケット3シリーズの2024年モデル。

ロケット3GTの2024年モデル
ロケット3GTの2024年モデル

ロードスター・スタイルのロケット3Rとツアラータイプのロケット3GTの両方に、新色として「サファイアブラック&カーニバルレッドwithシルバーアイス」を追加しました。

このカラーは、ブラックをベースとした車体色に、燃料タンクなどにはレッドとシルバーのラインを採用した仕様で、マッスルなボディをよりアグレッシブな雰囲気に演出します。

ロケット3Rの2024年モデル
ロケット3Rの2024年モデル

また、ロケット3Rには、従来からある「マットシルバーアイス」と「サファイアブラック」も継続し、計3色で展開。

ロケット3GTにも、従来色の「サファイアブラック」を設定し、こちらは計2色から選べます。

価格(税込)は、ロケット3Rが282万5000円〜288万5000円。ロケット3GTは289万5000円〜295万5000円です。

●スピードトリプル1200RS&トライデント660

一方、ネイキッド系では、1200ccモデルのスピードトリプル1200RSと、660ccモデルのトライデント660にも、新色を採用した2024年モデルが登場しました。

トライデント660の2024年モデル
トライデント660の2024年モデル

1160cc・3気筒エンジンを搭載、軽量な車体や最高出力180PSものパワーが魅力のスピードトリプル1200RSでは、新色として「カーニバルレッド」を追加。

これは、戦闘的なイメージを醸し出すレッドのボディカラーをベースに、燃料タンクの「TRIUMPH」のメーカーロゴや「RS」の文字などに、シルバーのアクセントを施した仕様。より印象的でダイナミックなイメージを演出しています。

また、トライデント660は、最高出力81PSを発揮する660cc・3気筒エンジンを搭載し、絶妙なバランスで発揮される低速域のトルクとトップエンドの爽快なパワーが魅力のモデルです。

その新色には、「ジェットブラック&トライアンフレーシングイエロー」を追加。ブラックを基調とした車体に、イエローのアクセントがよりスポーティさを強調します。

スピードトリプル1200RSの2024年モデル
スピードトリプル1200RSの2024年モデル

なお、スピードトリプル1200RSでは、従来からある「マットシルバーアイス」と「サファイアブラック」も継続採用し、計3色から選べます。価格(税込)は、205万5000円〜210万円です。

また、トライデント660では、「シルバーアイス&ディアブロレッド」や「マットジェットブラック&マットシルバーアイス」「サファイアブラック」も継続採用し、計4色で展開。価格(税込)は、いずれのカラーも99万5000円です。

●タイガー850スポーツ&タイガースポーツ600

アドベンチャーモデルでは、タイガー850スポーツとタイガースポーツ600にも、新色を追加した2024年モデルが設定されました。

タイガー850スポーツの2024年モデル
タイガー850スポーツの2024年モデル

まず、最高出力85PSを発揮する888cc・3気筒エンジンを搭載し、オン・オフ両方で余裕ある走りが魅力のタイガー850スポーツ。

その2024年新色には、「グラファイト&ジェットブラック」を採用。タンクエンドパネルやロアラジエターカウルなどにジェットブラック、燃料タンクやシートパネルなどにグラファイトのカラーを採用した仕様で、洗練され、落ち着きのある雰囲気が魅力です。

一方のタイガースポーツ600は、81PSを発揮する660cc・3気筒エンジンを搭載し、扱いやすいハンドリングなどで、街乗りから長距離ツーリングまで、オールラウンドに楽しめるモデルです。

タイガースポーツ600の2024年モデル(スノードニアホワイト&ジェットブラック)
タイガースポーツ600の2024年モデル(スノードニアホワイト&ジェットブラック)

その2024モデルには、2タイプの新色を採用。まず、「スノードニアホワイト&ジェットブラック」では、燃料タンクやフェアリングなどにマットなホワイト系カラー、リヤパネルやフロントマッドガードなどにはブラックの配色を施したツートン仕様で、洗練されたイメージを演出します。

また、「ジェットブラック&グラファイト」では、燃料タンクなど車体にブラックを施しつつも、燃料タンクやコックピットフェアリングなどにグラファイトを施した仕様で、重厚かつ高級感あるフォルムに貢献します。

タイガースポーツ600の2024年モデル(ジェットブラック&グラファイト)
タイガースポーツ600の2024年モデル(ジェットブラック&グラファイト)

なお、タイガー850スポーツでは、従来からの「グラファイト&ディアブロレッド」も継続し、計2色で展開。価格(税込)は、いずれのカラーも143万5000円です。

また、タイガースポーツ600では、「コロシレッド&グラファイト」も継続設定し、全3色を設定。価格(税込)は112万5000円〜114万円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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