■現行型のスリムなデザインから一転、楕円形のLEDテールライトを装備
BMWのコンパクト2ドアスポーツ「2シリーズ」の派生4ドアクーペ「2シリーズ グランクーペ」次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代となる現行2シリーズは1シリーズクーペ後継モデルとして2013年に登場。トランクリッドを伴うノッチバッククーペスタイルのグランクーペは、2020年から発売されていますが、早くも第2世代へバトンタッチされます。
捉えたプロトタイプは、ルーフエリア以外を厳重にカモフラージュ。注目はキドニーグリルで、スリムでコンパクト化されているように見えます。
さらにその側面には大きな開口部が2つあり、その部分に白いメッシュを入れています。最終的にどのようなデザインになるか不明ですが、気になることは確かです。
下部バンパーの両サイドには、コンパクトなインテークを配置、キドニーグリルのパネルと同様に白いメッシュで隠しています。広い中央セクションには2本のクロスバーと5本の垂直スラットが確認できます。
側面では、ドアハンドルを横切る鋭いキャラクターラインを配置。ショルダーラインに沿って伸びているほか、足回りではY字スポークのホイールを装備しています。
リアエンドでは、現行型のスリムなデザインから一転、楕円形のLEDテールライトを装備、ナンバープレートは上部へ移動されています。また、バンパーには再配置されたリフレクターも見えるほか、エキゾーストパイプは隠されているようです。
内部は確認していませんが、デジタルゲージクラスターとインフォテインメントスクリーンを覆う1枚のガラスを特徴とする、カーブドディスプレイが採用されることは濃厚と言えるでしょう。
次期型では、現行プラットフォームの進化版を採用し、デフォルトで前輪を駆動する横置きエンジンを再び搭載、オプションとして「xDrive」全輪駆動が提供されると思われます。
ボンネットの下の変更は控えめになる可能性が高く、おそらくマイルドハイブリッドシステムを採用した、直列3気筒と直列4気筒エンジンが中心となるラインナップが予想されます。
2シリーズグランクーペ次期型のワールドプレミアは、2024年後半となるでしょう。