■後部のデュアルエキゾーストパイプを確認、高性能モデルか
シュコダが現在開発中のフラッグシップモデル「スペルブ」セダンの最新プロトタイプをカメラが捉えました。
フォルクスワーゲン(VW)では「パサートセダン」と「アルテオン」を終了するように、VWグループは非SUVセグメントの中型モデルのラインナップを縮小する方向に向かっており、貴重なセダンとなるのがスペルブです。
ニュルブルクリンクとその周辺で捉えた開発車両はカモフラージュが厳重ですが、昨年のビジョン7Sコンセプトでプレビューされた、シュコダの新鮮な「モダンソリッド」デザインの進化した様子がみられます。
プロトタイプは、フロントとリアのライトのデザインは微妙に変更、アグレッシブなバンパーもこれまでのシュコダでは見たことのないデザインです。
注目は後部のデュアルエキゾーストパイプで、強力なバリエーションであることを示唆しています。もしかすると、最高出力276psの2.0リットルTSIエンジンを搭載する、全輪駆動バージョンを提供する可能性もありそうで、パワーはDSGを介して車輪に伝達されるはずです。
そのほかエクステリアでは、キャラクターラインはドアハンドルのレベルにわずかに低く移動されているほか、サイドミラーの柱の位置もドアの少し低い位置に変更されています。
キャビン内の画像はありませんが、角度によって内部をわずかに見ることができます。そこには、タブレットタイプのインフォテインメントディスプレイを搭載、VW ID.7や今後発売されるティグアン次期型に合わせて、おそらく15インチのタッチスクリーンになるでしょう。これは、ワゴンのみとなるパサートとも共有されると思われます。
スペルブ次期型は、2023年秋にデビューし、そのすぐ後に販売開始されることがわかっています。