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■軽くて快適なバイキャン用テント
アウトドアブームが続く中、バイクにテントなどを積んでキャンプする、いわゆる「バイキャン」も高い人気を誇ってます。
最近では、さまざまなタイプのツーリングテントなども発売されていますが、ライダーにとっては、できるだけコンパクトに収納できたり、軽い方がライディングも楽。でも、テントを広げるときは、できるだけゆっくりと寝たい。
そんなライダーのニーズに答えた新型のツーリングテント「マエヒロドーム(neGla MAEHIROドーム)」を、バイク用アフターパーツを手掛けるメーカーのデイトナが発売することを発表しました。
広くて快適な2ルーム構造のドーム型テントでありながら、軽量・コンパクトに収納できるため、バイクに積載するなどの持ち運びも楽。まさに、バイキャン好きに最適な注目モデルが登場します。
●広い室内で設置も簡単
マエヒロドームは、デイトナが立ち上げたライダー向けアウトドアブランド「DAYTONA OUTDOORS」からリリースされる新型のツーリングテントです。
2023年3月の東京モーターサイクルショーで初披露した後、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売を実施し、5日間で完売。2023年6月30日からは一般販売も開始した注目のモデルです。
特許も出願中というマエヒロドーム。主な特徴は、まず、前室と1名の就寝が可能なインナーテントのスペースを持つ2ルーム構造を採用していることです。
展開時の本体サイズは奥行き260cm×幅220cm×高さ143cmで、前室は奥行き130cm×幅220cm×高さ143cm、就寝スペースは120cm×210cmを確保します。
特に、前室は広々としたサイズを実現。多くの荷物を置けるだけでなく、チェアとテーブルを置いてリビングルームとして使用するなど、くつろぐ空間として十分なスペースを持っています。高さも143cmありますから、テント内での着替えや出入りもスムーズにできます。
加えて、出入口は3方向に設置。キャンプ場が混雑していて隣との距離が近い場合などでも、周囲の視線を遮りプライバシーをしっかり確保して、快適なキャンプを楽しむことができます。
さらに、出入口の前方と右側面はキャノピーになっているため、別売のポールを使用して出入口を跳ね上げると日差しや雨を遮ることも可能。タープを持っていかなくて済みますから、荷物を少なくすることも可能です。
設営も簡単で、約10分で完了です。フレームの立ち上げは、ポールエンドパーツとポール差し込み部のハトメの色がセットになっており、色を合わせてポールを差し込むだけ。インナーテントはフレームにひっかけるだけの吊り下げ式ですし、フライシートはバックル接続式なので、こちらもセットが楽。外すときもスピーディに作業できます。
ちなみに、フライシートは山岳系テントに使用されるような、軽量で強度もある上質なマテリアルを使用。表面をシリコンコーティングしているから、耐久性も抜群なことも注目点です。
●シートバックやトップケースなどに楽々収納
一方の収納時。専用の収納バッグに入れてしまえば、44×φ18cmといったコンパクトなサイズにすることが可能です。
そのため、シートバックやトップケースなどに楽々収まりますし、シート後部への積載も楽。また、重量も、付属品を全て込みで約3.4kgを実現。これなら、ライディングへの影響も最小限に抑えられます。
ほかにも、このテントでは、インナーテントにランタンを吊るすフックを付属するほか、スマートフォンなどの小物収納に便利なポケットも付いています。
また、前後にベンチレーターを装備することで、テント内にこもった熱や湿気の換気を行うこともできるなど、細部に使い勝手のいい機能や装備を搭載しています。
なお、フライシートのカラーはフォレストカーキの1色展開。価格(税込)は4万700円です。
(文:平塚 直樹)