夏休みに訪れたい!ホンダ75周年展示がウエルカムプラザ青山でスタート【週刊クルマのミライ】

■9月24日の創業記念日に向けた特別展示が始まる

ホンダのルーツといえる歴史的プロダクトも登場予定。(ホンダウェルカムプラザHPより)
ホンダのルーツといえる歴史的プロダクトも登場予定(ホンダウエルカムプラザHPより)

2023年、ホンダは創業75周年を迎えるということをご存じでしょうか。

創業記念日は9月24日のため、夏が終わった頃に周年記念イベントのピークを迎えるはずです。そのときに、どんな発表があるのか楽しみというファンも少なくないことでしょう。

創立75周年を記念するイベントとして、ホンダの青山ビル1階にあるウエルカムプラザで企画展示が予定されています。

展示イベントの名称は「Honda Around The World 〜世界に拡がるHonda〜」と発表されました。

海外展開製品も豊富に展示されるのは注目。(ホンダウェルカムプラザHPより)
海外展開製品も豊富に展示されるのは注目(ホンダウエルカムプラザHPより)

創立75周年を記念した企画展示のテーマは、「Hondaの歩みを振り返り、今のHonda・これからのHondaのチャレンジをグローバルのプロダクツと共にご紹介する」というものです。

二輪・四輪、汎用エンジン、ホンダジェットなどグローバルに愛されるホンダのプロダクトを紹介すべく、日本ではあまりお目にかかれない海外展開製品も豊富に展示されるというのが、この企画展示の注目点といえるでしょう。

●展示期間は7月4日~7月31日、入場無料

ホンダの創業は1948年9月24日、2023年で75周年となる。
ホンダの創業は1948年9月24日、2023年で75周年となる

ホンダの青山ビルといえば、地下鉄・青山一丁目駅から直結している交通の便がよいところです。そのため普段でも遠方から訪れるファンは少なくありません。

75年のヒストリーを振り返り、未来を感じることができる展示はホンダファン垂涎といえるでしょう。企画展示のスケジュールは次のようになっています。

開催日程:7月4日(火)〜31日(月)
入場:無料

ちょうど夏休み期間にかぶっていますから、お子様といっしょに訪れ、自由研究のテーマとするのもよいかもしれません。

●75周年のホンダが示す未来とは?

モビリティ以外のHondaも世界で活躍している。(ホンダウェルカムプラザHPより)
モビリティ以外のHondaも世界で活躍している(ホンダウェルカムプラザHPより)

発表されている展示内容から四輪をピックアップすると、ホンダ四輪の原点といえる軽トラック「T360」のほか、北米市場で人気のピックアップトラック「リッジライン」や、プレミアムブランドACURAの「TLX」、電気自動車「e:Ny1」などグローバルモデルが中心となっています。

そのほか二輪も海外モデルが中心の展示となる模様です。いずれにしても、海外向けのホンダ車を見ることができるのは貴重な機会といえます。それだけでも十分に楽しめることでしょう。

そうした中で、ホンダの未来を感じさせるものとして注目の展示は「DREAMO」です。

ホンダジェットや人工燃料につながる藻など貴重な展示にも注目だ。(ホンダウェルカムプラザHPより)
ホンダジェットや人工燃料につながる藻など貴重な展示にも注目だ(ホンダウエルカムプラザHPより)

DREAMO(ドリーモ)というのは、ドリームと藻を掛け合わせた造語。カーボンニュートラルを実現するための手段として開発している、CO2を吸収する能力に優れた藻につけられた名前です。

CO2を吸収するだけではなく、タンパク質を主成分とすることも、炭水化物が主成分となるようにも特性を変えられるのがドリーモの特徴。つまり、バイオ燃料やバイオプラスチックの原料となる可能性を秘めているというわけです。

ホンダがどんな未来を描いているのかを感じるためにも、7月4日からの企画展示「Honda Around The World 〜世界に拡がるHonda〜」に是非とも足を運んでほしいと思います。

自動車コラムニスト・山本 晋也

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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