■M4の象徴である円形クワッドエキゾーストパイプがセンター寄りに配置
BMWは現在、2ドアスポーツカー「4シリーズ」改良型の開発に着手していますが、そのハードコアモデル「M4クーペ」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンク高速テストに出現したプロトタイプは、ボディ前後のディテールは隠されています。
しかし、キドニーグリルの右側にセンサーポッドを配置、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトは、昨年デビューした3シリーズ改良モデルを反映した新ブーメラン型に進化しています。
バンパーのエアインテーク形状がコンバーチブルと異なっていますが、これはトリムパッケージの違いかもしれません。
後部では「M4 CSL」に似たテールライトを装備。下部バンパーからは、M4の象徴である円形クワッドエキゾーストパイプがセンター寄りに配置されています。また、コンパクトなリップスポイラーを装着し、コンバーチブルと差別化が図られているようです。
M4のキャビン内ですが、2023年に入り12.3インチのデジタル計器クラスタと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが装備されたため、劇的な変化はないと思われますが、話題の最新オペレーティングシステム「8.5」へのアップグレードが噂されています。
最大の注目であるパワートレインですが、噂によると3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力はM4歴代最強となる525psへ達する可能性があるといい、これは0-96km/hを3.4秒で加速する現行型「M4コンペティションxDrive」よりも若干の増加となっています。
M4改良型のワールドプレミアは、最速で2023年内も否定できませんが、2024年初めが有力と見ています。