■ヘッドライトもサイドミラーも削除、キャビン内にはロールケージ
ロータスは、フルEVハイパーカー「エヴァイヤ」の頂点に君臨する、ハードコアモデルを開発中と噂されていましたが、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
先日、ニュルブルクリンク北コースを貸し切り、観光客の通行を禁止、上空にヘリコプターを飛ばし厳戒態勢である種のラップレコードを試みていたという謎のプロトタイプ。
このモデルが限定モデル、レーシングカー、ハードコアモデルかは現段階で断定出来ませんが、フロントウインドウに「Evija X」と書かれており、サーキットに焦点を当てた究極のエヴァイヤと見られます。
プロトタイプにヘッドライトはなく、ボディが極限にローダウンされているほか、サイドミラーも見当たらず、キャビン内にはロールケージが見てとれます。
さらにフロントフェンダーには奇妙な開口部があり、そこからフロントアクスルサスペンションのコンポーネントが見えるのも謎です。また、後部には巨大なリアウイングを装着し、足回りにはピレリPゼロタイヤを履いて武装しています。
ベースのエヴァイヤは、クワッド電気モーターで構成される電動パワートレインを搭載。最高出力は2,011ps、最大トルク1,704Nmを発揮。0-100km/h加速は3秒未満で、最高速350km/hという、世界で最も強力なEVハイパーカーの1台です。
カメラマンによると、このプロトタイプはとにかく速く、これまで見てきたハイパーカーと比較して群を抜いていたといいます。
このプロトタイプの正体が分かるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、今後数ヵ月以内に世界を驚愕させるニュルブルクリンクレコードが発表される可能性がありそうです。