■DLRは昨年デビューした3シリーズ改良モデルを反映した新ブーメラン型に
BMWは現在、2ドアクーペ「4シリーズ」改良型を開発中ですが、その頂点に君臨する「M4クーペ」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
5月には派生オープン「M4コンバーチブル」をキャッチしましたが、それに続いてのクーペとなります。
ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、大きなキドニーグリルの右側にセンサーポッドを配置、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトは、昨年デビューした3シリーズ改良モデルを反映した新ブーメラン型に進化しているようです。
またバンパーのエアインテーク形状がコンバーチブルと異なっていますが、これはトリムパッケージの違いかもしれません。
リアエンドも厳重にカモフラージュされていますが、M4 CSLに似たテールライトを装備、クワッドチップのエキゾースパイプがバンパーの下から突き出ており、リアディフューザーに収まっていることが見てとれます。トランクの形状はそれほど目立っておらず、コンバーチブルのトランクリッドにはなかったコンパクトなリップがあるように見えます。
キャビン内ですが、M4には最近12.3インチのデジタル計器クラスタと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが装備されたため、劇的な変化はないと思われますが、最新のオペレーティングシステム「8.5」へのアップグレードが期待されます。
最大の注目であるパワートレインですが、噂によると3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力はM4史上最強となる525psへ達する可能性があるといい、これは0-96km/hを3.4秒で加速する現行型「M4 コンペティションxDrive」よりも若干の増加となっています。
M4改良型のワールドプレミアは、2024年初めと予想されます。