■ルノーOEMである「ASX」とは異なり、すべて三菱のデザインを採用
三菱自動車は現在、新型コンパクト・クロスオーバーSUVを開発中ですが、その市販型デザインを予想プレビューしました。
まだ名も無いこの新型SUVは、東南アジア諸国連合を構成するアセアン地域に投入される予定で、2023年8月のインドネシア国際自動車ショーで初公開されます。
先日、ティザーイメージが公開され、そのヘッドライトデザインから2022年10月に公開された「XFCコンセプト」に酷似していることや、同じアセアン地域を視野に入れていたことなどから、XFC市販型モデルとなる可能性が高いと思われます。
XFCコンセプトは「Best suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすのに相応しいパートナー)」をコンセプトに開発されている次世代SUVです。ルノー「キャプチャー」のOEMである「ASX」とは異なり、すべて三菱のデザインとなっています。
予想CGでは、シャープなL字型ヘッドライトの下に、ルーバーのようなデイタイムランニングライトを配置するなど、コンセプトの影響を強く受けていますが、サイドミラーはデジタルから従来のものに変更、大型のサイドスカートも削除されています。さらに、後部ドアノブは従来の位置に移動され、実用性が高められているようです。
新型SUVの詳細は明かされていませんが、ヤマハが新たに開発したサウンドシステムを採用。
コンセプトではウェット走行モードと、ノーマル、グラベル、マッドという3つの追加選択可能なモードを搭載し、セグメントをリードする室内空間とサイドバイサイド画面セットアップを備えていましたが、市販型でこれらが反映されるか注目されます。
このコンパクトクロスオーバーは、8月にデビュー予定ですが、同ブランドが近々予定している新型モデルのうちの1台に過ぎません。
XRTコンセプトによってプレビューされた次世代トライトン(L200)が近日デビューする予定のほか、デリカミニ、ハイブリッドエクスパンダー、ルノークリオベースのコルト スーパーミニ、3列シートSUVと2列シートハイブリッドSUV、ラダーフレームSUVなど、新型モデルラッシュが見られそうです。