■フロントグリルにダイヤモンドカット型のメッシュを確認
フォルクスワーゲン(VW)は現在、人気クロスオーバーSUV「ティグアン」次期型を開発していますが、新たに「R-Line」と見られるプロトタイプをカメラが捉えました。
初代ティグアンは2007年に登場し、2011年にフェイスリフトを受けました。現行型となる第2世代は2016年に発売、2020年にデザイン変更と「eHybrid PHEV」の追加によるフェイスリフトが行われていますが、いよいよ第3世代へ移行されます。
今回捉えた「R-Line」は、Racingに由来する「R」の血統を継承、手軽に個性的でスポーティなVWを楽しむことができます。
エクステリアのR-lineデザインは、フロントバンパー、リヤバンパー、サイドスカート、リヤスポイラー、ホイール&タイヤ、スポーツサスペンション、ドアシルプレート、シートなどの専用コンポーネントが特徴です。
今回捉えたプロトタイプは、開発途中ながらフロントグリルにダイヤモンドカット型のメッシュが施されているのがわかります。そのほかは、ヘッドライトやグリルにデカール(転写画)が貼られ、リアエンドでは、下部バンパーにダミーのエキゾーストパイプが貼られているなど、ベースのティグアン開発車両と同じです。
キャビン内では、中央タッチスクリーンがダッシュボードとは独立した、まったく新しいレイアウトが見てとれます。空調やナビ/ラジオの操作など、ほとんどの機能がディスプレイ上に集約されるはずです。
次世代型のガソリンエンジン搭載モデルには、「MQB Evo」の進化系を採用し、エントリーレベルにマイルドハイブリッド(MHEV)のパワートレインを搭載。主力モデルにプラグインハイブリッド(PHEV)を配置するとみられます。
一方、BEVバージョンには、同ブランドが現在開発中のフルエレクトリック専用「MEV-Plus」アーキテクチャが採用されると予想されます。
ティグアン次世代型のワールドプレミアは、2023年内となるでしょう。