■ VW 「MQB」プラットフォーム採用、シュコダで最も重要なモデルの1つ
シュコダは現在、主力クロスオーバーSUV「コディアック」次期型を開発中ですが、そのティザーイメージが公式リークされました。
初代となる現行型コディアックは、2016年に発売。プラットフォームにはフォルクスワーゲン(VW)グループの「MQB」を採用、「ティグアン」と同一のホイールベースを持ち、2列3人乗りと3列7人乗りのシートレイアウトが提供されています。
2021年に大幅改良が実行され94,500台を販売、昨年も欧州で60,000台を納入。シュコダで最も重要なモデルの1つとなっています。
公開されたのはホワイトボディのため、バンパー、ライト、ウィンドウ、ホイールがなく、デザインについて多くを語るのは困難ですが、一見したところ、SUVの基本的なプロポーションはほとんど変わっていないように見えます。
プロトタイプのフロントエンドは、グリルが少し高い位置に修正されているほか、デュアルヘッドライトを継承していることがわかります。その下には、スリムで垂直のコーナーエアインテークを配置、下部グリルには六角ハニカムメッシュが入っています。
現行型と比較して顕著な違いは、ドアハンドル上部にあったキャラクターラインが消えていることでしょう。
フロントフェンダーからテールライトまで、両側のドアを通過する横のキャラクターラインは、カミックからコディアックまですべてに見られるシュコダモデルの特徴です。
しかしプロトタイプは、昨年公開された「シュコダ ビジョン7Sコンセプト」でプレビューされたように、側面がより滑らかに処理されています。ただし7Sコンセプトのようなフラッシュドアハンドルは採用されていないことがわかります。
次世代型では、VWグループの「MQB」プラットフォームの進化系を採用、「ティグアン」次期型と多くのコンポーネントを共有するとみられます。パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドのほか、最高出力272psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVモデルも初めて導入されます。
コディアック次期型のワールドプレミアは、2024年内と予想されます。