パイオニアの新プライベートモニターは、10.1V型ワイドXGA/9V型ワイドVGAパネル搭載モデルを設定

■リヤシートそれぞれで楽しめる2台セットも設定

リヤモニターには、ミニバンなどの室内高に余裕のある車種に向くフリップダウンモニターや、前席ヘッドレストに装着するタイプがあります。パイオニアは、後者をプライベートモニターと呼んでいて、後席の各乗員が好きな映像を楽しめるだけでなく、背の低い車種にも装着しやすいメリットがあります。

10.1V型ワイドXGAプライベートモニターで2台セットの「TVM-PW1000TⅡ」
10.1V型ワイドXGAプライベートモニターで2台セットの「TVM-PW1000T II」

同社は、2023年7月にリヤシートで自分だけの映像を楽しめるプライベートモニターの新商品を発売します。10.1V型ワイドXGAパネルが搭載される高画質モデル、9V型ワイドVGAパネル搭載モデルの2タイプを設定。

2台セットで9V型ワイドVGAプライベートモニターの「TVM-PW930TⅡ」
2台セットで9V型ワイドVGAプライベートモニターの「TVM-PW930T II」

さらに、各モデルに2台セットモデルも用意。リヤシートの両側にプライベートモニターを用意したいというニーズに応えています。

また、ヘッドレストのシャフト部に装着した際、シートまわりのアシストグリップや格納式テーブルなどと干渉しないHIGHポジションタイプになっているため、幅広い車種に取り付けられるというメリットもあります。

ハイポジション式を採用する
ハイポジション式を採用する

TVをはじめ、スマホやタブレット、PCなどのディスプレイが年々高画質化している中、今回発売されるプライベートモニターも、目の肥えたユーザーにも訴求する高画質を用意。

「TVM-PW1000T II」「TVM-PW1000 II」は、ハイビジョン画質の映像再生が可能な10.1V型ワイドXGAパネルが搭載され、約1677万色のフルカラーを表現。色にじみ、ざらつきを抑える「3次元Y/C分離回路」が採用されていて、RCA入力の映像でも高精細かつ臨場感あふれる映像再生を楽しめます。

もう一方の「TVM-PW930T II」「TVM-PW930 II」には、バックライトに高輝度LEDが搭載された9V型ワイドVGAパネルと「アドバンスドシャープネス回路」を採用。エントリーモデルでありながらも、鮮やかな色彩と奥行感のある映像が再生できます。

10.1V型ワイドXGAプライベートモニターの「TVM-PW1000Ⅱ」
10.1V型ワイドXGAプライベートモニターの「TVM-PW1000 II」

プライベートモニターは、前席のカーナビやディスプレイなどと異なったコンテンツを楽しみたいというニーズにも応えてくれます。スマホやメインユニットを同機のHDMI入力に接続することで、スマホやタブレットからのミラーリング映像が楽しめ、もちろん、メインユニットから出力された映像も高画質で享受できます。

また、ヘッドフォンを同機に接続すれば、HDMIソースの音声を1人で楽しめます。そのほか、取付部にブルーLEDイルミネーションが配されていて、夜間のキャビンを高品位に上品に演出してくれます。

●価格:オープン
●市場想定価格
10.1V型ワイドXGAプライベートモニター「TVM-PW1000T II(2台セット)」:12万円前後
10.1V型ワイドXGAプライベートモニター「TVM-PW1000 II(1台)」:6万5000円前後
9V型ワイドVGAプライベートモニター「TVM-PW930T II(2台セット)」:7万円前後
9V型ワイドVGAプライベートモニター「TVM-PW930 II(1台)」:4万円前後

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる