■厚めのフェンダーフレアがあり、車のトレッドがより広い可能性
アウディは現在、主力モデル「A4」「A6」「A7」など主力セダン&アバント次期型を一斉に開発中ですが、ICEを搭載する予定の「A6セダン」後継モデルをカメラが初めて捉えました。
2023年5月にはA6およびS6後継モデルのテストミュールを捉えており、今後RS6後継モデルが登場すると思われていました。
同ブランドでは、最新モデルより車名のスキームを整理するため改名を計画しています。
内燃エンジンを搭載した従来のクルマは奇数の番号になり、電気自動車(BEV)は偶数の番号になると伝えられており、ICE搭載モデルの「A4」は「A5」へ、「A6」は「A7」になる予定です。
捉えたプロトタイプは、フロントエンドは高性能ワゴン「RS6アバント」風ですが、残りの部分は現行A6から引き継がれているようです。
プロトタイプには、かなり厚めのフェンダーフレアがあり、トレッドがより広い可能性があることを示しているほか、充電ポート、帯電警告ステッカーも確認できます。
そのほかの注目すべきハイライトには、アグレッシブなサイドスカートと、強力なブレーキシステムによってバックアップされた5本のスポークホイールなどです。
後部では、デュアルエキゾーストパイプがセンター近くに配置されています。センター出しエキゾーストとまでは言いませんが、通常のエキゾーストよりも明らかにスポーティです。そのほか、標準のA6のもののように見える、長方形のトリムがコーナーにまだ残っていることからもテストミュールであることが伺えます。
RS7現行型のパワートレインは、最高出力621psを発揮する4.0リットルV8ツインターボチャージャーエンジンを搭載。次期型がPHEVなら、より多くのパワーを得ることは必然的と言えます。
ポルシェ「パナメーラターボS Eハイブリッド」では、システム合計700ps・最大トルク868Nmを発揮しますが、同レベルのスペックが期待できるかもしれません。