■最高速度は250km/h。ヒョンデが持つモータースポーツのプラットフォームを採用
ヒョンデが2022年7月に発表した、燃料電池を搭載した電動スポーツクーペ「Nビジョン74」の市販化に向けて動き出している可能性があることがわかりました。
Nビジョン74は、1974年にヒョンデが発表したコンセプトカー「ポニークーペ」にインスピレーションを得ているモデルです。
ヒョンデは最近、カーメディアの問い合わせに対し「すぐに生産されることはありませんが、このモデルの市販化を真剣に考えています」と語ったようです。
また同ブランドの最高クリエイティブ責任者であるリュック・ドンカーヴォルケ氏は、別のメディアに「Nビジョン74コンセプトの量産化に向けて真剣に取り組んでいる」と明言。「私はショービジネスが大嫌いです。ショーカーを作ってその後は何もしないのが嫌いなのです」と付け加えました。
量産化を目指すNビジョンは、同ブランドが持つモータースポーツのプラットフォームを採用。水素電池を採用し、リアにデュアルモーターを搭載、最高速度は250km/hを誇ります。また62.4kWhのバッテリーを積み、最大600km以上の航続距離を実現します。
日本にはないタイプのモデルだけに、国内投入されれば、日本メーカにとって大きな刺激になることは間違いないでしょう。