■道路事情や運転速度に応じた到着時刻が予想しやすくなる「平均車速設定」が進化
JVCケンウッドは、KENWOODブランドの「彩速ナビ」2023年モデルを6月下旬から発売します。
最新モデルは、大画面の9V型高精細HDパネルが搭載されハイレゾ音源再生に対応する「彩速ナビ」の最上位「TYPE M」シリーズになります。9V型フローティングモデルの「MDV-M910HDF」、9V型インダッシュモデルの「MDV-M910HDL」が設定されています。
2023年モデルは安心、安全な運転をサポートする機能として「音声操作」に対応。ステアリングから手を離さずにナビ機能やエンターテインメント機能を声で操作することができます。全108操作、242ワードに対応していて、運転中に必要なさまざまな操作を音声で操作可能です。
また、ドライブを快適にするナビ機能として、道路事情や運転速度に応じた到着時刻が予想しやすくなる「平均車速設定」が進化しています。地域の道路事情や個人の運転速度に応じて、自由に設定できるようになっています。
駐車場やドライブスルーがある施設を検索できる「POIジャンル付帯設備検索」では、ナビ画面のチェックボタンをタップするだけで、地図上の駐車場とドライブスルーがある施設にピンが表示されるため、対象施設を簡単に探すことができます。
そのほか、ガソリンスタンドを検索する際、大気環境に配慮し、燃料蒸発ガス排出の抑制に取り組む「大気環境配慮型SS(e→AS)表示」にも対応するなど、豊富な機能が用意されています。
9V型フローティングモデルの「MDV-M910HDF」は、同社独自のフローティング機構により、従来の7インチ開口サイズに取り付けが可能で、対応車種は320車種以上となっています。
さらに、独自の機構技術によって、走行時の振動によるディスプレイの不快な揺れやブレを大幅に低減。直観的で操作しやすいフラットな静電タッチキーによって、フルフラットでスマートなフローティングスタイルも実現しています。
9V型インダッシュモデル「MDV-M910HDL」は、車種別専用取り付けキットを使うことで、さまざまな車種に対応。走行時に振動せず、スマートな装着性といった利点を享受できます。
2モデルの共通点として、緻密で立体的かつ滑らかな高精細映像を得られる、高精細HDパネル(1280×720)が最上級シリーズにふさわしい質感を誇っています。
また、広視野角HDパネルにより、上下左右170度のワイドな視野角を確保。フリックやピンチなどの操作を可能にするグレア処理が施された、静電容量式タッチパネルによる良好な操作性を実現しています。
そのほか、2022年モデルから引き続きワイヤレスミラーリングに対応していて、スマホのハイビジョン映像をWi-Fi接続により「彩速ナビ」の大画面で楽しめます。別売のデジタルルームミラー型ドライブレコーダーである「ミラレコ」シリーズの「DRV-EMN5700」、および前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」との連携も可能です。
スマホやビデオカメラなどを接続して、さまざまなソースのHD動画を手軽に楽しめるHDMI入力と、リヤモニターでも映像を楽しめるHDMI出力に対応。なお、接続には、別売のHDMIケーブル「KNA-22HC」が必要になります。
ハイレゾ音源に対応する充実のオーディオ機能も見逃せません。ハイレゾ音源をBluetooth接続で転送する高音質コーデック「LDACTM」、高音質フォーマット「MQA(Master Quality Authenticated)」に対応。
周波数レベルや周波数帯域を細やかに調整し、キャビンを最適な音響特性に整える「プロモードEQ」、最適なリスニング環境や好みのサウンドを手軽に楽しめる各種サウンド調整機能により、音質にこだわる層も満足させる多彩な機能が用意されています。
安心、安全面では、「ゾーン30エリア表示」、高速道路の「逆走警告案内」、一時停止情報がある交差点で、一時停止アイコンの表示と音声で知らせる「一時停止表示」などに対応。また、案内ポイントまでの距離がカウントダウン表示される「ここです案内」、ロングドライブや渋滞などの長時間運転の疲労に配慮し、90分ごとに音声で休憩を促す「リフレッシュ通知」、ナビとスマホをケーブル接続したままクルマの電源をオフにすると、置き忘れを警告する「スマートフォン置き忘れ警告」なども搭載されています。
●価格:オープン
※市場想定価格
「MDV-M910HDF」:16万5900円前後
「MDV-M910HDL」:15万5400円前後
(塚田 勝弘)